那由多

浅葱瞳が持っていくお菓子は、クラスでの評判も上々だった。 彼女が恋心を抱く久谷君も彼女のお菓子を絶賛してくれる。 でも、本当にそのお菓子を作っているのは彼女の兄だった。 ある日、…

溝呂木順平がコンビニ店員に恋をした。 そんな話を後輩の外木場から聞かされた僕は、冷やかし半分でそれを見物に行った。 だが、コンビニに入るなり外木場の様子が豹変。 事態もおかしな方…

職場の先輩である「秋田さん」に恋する「俺」。 金曜日に有休をとっていた「俺」は木曜日の帰り際、「秋田さん」と翌週の食事の約束をする。 ところが月曜日の朝、「秋田さん」の姿が職場に…

冷蔵庫の残り物で作っていたスープが、予想外にいい出来だった。 そこへ現れた一人の男。 漂うスープの香りに引き付けられてやってきたという男は、それを食べさせてくれと懇願する。

大学内で突如勃発したキノコ至上主義連合とタケノコ食推進同盟の戦争は、激化の一途をたどる。キノコ至上主義連合が、食堂における春先限定タケノコメニューの追放に成功すれば、タケノコ食推…

主人公・恋人に振られてへこむ大学生 伊丹奈美子・主人公の部屋にしょっちゅう来る、がっちりパワー系女子。女子力は高め。 サメソテー・伊丹先輩の得意料理。酒の肴にもおかずにもなるよ。

恋人の郁美からオペラが見たいからイタリアに行こうと誘われた。 だけど僕は飛行機がいやなんだ。あんな鉄の塊が飛ぶなんて信じられない。 それにどうせ、テレビでなんか見て感化されたんだ…

朝ご飯抜きで通勤電車に乗り込む麻耶。 何となく漬物を思い浮かべてしまったが最後、妄想が暴走を始める。

　オカルト研究会には真鳥(まとり)と亜紀(あき)の二人しか所属していない。五人集め、顧問を見つけることができれば部として昇格し、部室も手に入る。真鳥は亜紀のために部室を手に入れる…

キッチン「杏」は駅から徒歩七分。商店街から通りを一本奥へ入った静かな立地のお店です。美味しい料理と素敵なひらめきをどうぞ。

　冬休みのある日、本の修理日だと呼び出された図書委員の岸本和樹。ところが同じ委員の長谷川礼子以外は来ておらず、二人きりで作業することになる。 　何事もない、まったりとした一日にな…

図書室で昼食をとっていた委員長の晴樹は、後から来た先代委員長の通子に中身のないラブレターの話を聞かされる。いたずらだと一蹴する晴樹に対し、なぜか食い下がる通子。

明美はある日、学校の書庫で幽霊に会う。 その幽霊は、意外と普通だった。

神戸が一番熱くなる日。それが神戸まつりメインフェスティバル開催日。 それを味わい尽くすためにはちょっとしたコツがあるのです。