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【愚か者たちの戦場】第二章開始 脇役について

【愚か者たちの戦場】にて、「2-1 劇薬  ……ヴィヴィカ」を公開しました。https://kakuyomu.jp/works/16817139556122702489/episodes/16817139558405218756

第一章は方向性を決める観点からまとめて投稿しましたが、二章以降は一話ごと更新予定です。


二章開始と同時に、〈旅団〉、黄金像(ベヒモス)、『富は文明なり』、カール・ヴァイヒェルトと新単語が続出しますが、基本は脇役カール・ヴァイヒェルトの話です。
で、その単なる脇役のカール・ヴァイヒェルトと主役格のクリスティーナの話し合いに一話丸々時間を割いたのは、初期は単なるチンピラ金持ちという設定しかなかったカール・ヴァイヒェルトに様々な理念が加わったためです。
よく使われる「民のため」という言葉を絶対に民に尽くしそうにないオッサンに言わせる。本心から思ってるかどうかは別として、結果的に「民のため」となる行動をする。物語上は単なる脇役ですが、なかなか味のあるキャラクターに仕上がったと思います。


昔から主役よりも脇役が好きというひねくれ者なので、そんな脇役が大量発生する【Game of Thrones(炎と氷の歌)】みたいな物語を、それに登場するピーター・ベイリッシュ、ベリック・ドンダリオン、カール・ドロゴ、スタニス・バラシオン、タイウィン・ラニスターみたいな味のある脇役を、【愚か者たちの戦場】でも生み出せればと思ってます。

逆に主人公格のジョン・スノウとかは別に……って感じでなので、本作でそのポジションに近い視点人物のトマス・ロートリンゲンは書くときにすげぇ困ってます、ていうか第一章の時点で相当困った。
でも、ここから物語がもっとドロドロ血みどろになるので、その勢いで書き上げれればと思ってます。

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