案1
異世界でムフフと思ったら世紀末だった
トラックに轢かれて真っ白い空間に。キターと思ったね俺は。
言語能力、頑健(病気しない)、雁木の三つの能力を選ぶ。
よおし、チーレム作ってウハウハだぜえと異世界へ。
出てきたのは草一つ生えていない赤茶けた荒涼とした大地。
かなたから砂塵が舞い上がっている。
しかし、砂塵はどんどんこちらに迫ってきて……。
お、おおい。
あれ、バギーとバイクじゃねえかよ。
モヒカンどもが四人。
奴らは俺を発見したらしく、スピードを上げたようだ。
「ヒャッハー！ここであったが消毒タァイムだぁー！」
さすがモヒカン。最初から会話を放棄している。
ファンタジーだと思っていたら放射能で汚染されたネオ・トーキョーだった。
こうなったら仕方ない。
雁木こそ最強だと見せつけてやる。
「いいぜえ。かかってきなよ……」
ゆらりとジョジョ立ちし、モヒカンを指差す。
「汚物は消毒だあ」
火炎放射器を向けるモヒカンども。
しかし、彼らは火炎放射器のトリガーを引けないでいた。
「な、なに……」
焦るモヒカン。
「簡単なことだ……酷く簡単なことなんだ……」
「なにぃ！」
「お前たちは雁木の糸に絡め取られたに過ぎない……」
「げええ！」
モヒカンどもの驚く顔に愉悦を感じる。くくく。
「汚ねえ花火を咲かせな！」
「ひでぶー！」
モヒカンどもは全て爆発したようにバラバラになった。
行くか……街を探そう。
ここから、叶ヨシ・タツの雁木伝説が始まる。
スマホからなんでやりづれえ。
案2はまた後で！