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大人気スマホゲームにインドラ神が登場したのでお勧めの読書の話+拙作紹介をする

タイトルどおり。大人気スマホゲームにインドラ神モデルのキャラが登場しましたね。
元ネタのインドラ神について詳しく知りたい人には、勿論各種インド神話の本がお薦めです。
……が、それに加えて、ヴェーダからウパニシャッドが誕生する辺りの古代インド思想に関する解説書を読むのもお薦めしたいです。
何故ならインドラ神を崇拝していた頃のインドの人々が、神々という存在についてどう捉えていたのかが断片的にとはいえ掴めるので。あの神話は人にとってどういう意味があったのか?インドラ神は人間に何をしてくれる神だったのか?など。本によっては最初の方にヴェーダの神々についての説明もついてくるのも有難い点ですね。
あと、先日紹介した「ことばと呪力」に加えて、直接彼が登場する話はほぼありませんが、インドの「王」ってなんだろなというのが少しわかる「マヌ法典―ヒンドゥー教世界の原型― (法蔵館文庫) 」もおすすめです。

なお、拙作「金剛の天帝」は、仏教の登場人物である神々の王サッカにヴェーダとその派生であるブラーフマナ、ウパニシャッドの神話の登場人物インドラの事績を辿らせる、つまりこの世(にそっくりな平行世界)のインドラ神の神話は大方が帝釈天の事績だったと強引に言い張るちょっとイレギュラーな物語です。(実際は先にインドの人々が崇拝するインドラ神がいて、仏教が生まれて釈迦や初期の教団指導者層により帝釈天が編み出されたはずです。)

更なる余談として、帝釈天を生んだ仏教に加えて同時期に成立したジャイナ教もインドラ神を引き合いに出して教義を説明したり、開祖の伝説にインドラ神が誕生を祝福したという一節があったりするようです。紀元前5世紀の人々からは大いに頼られていたようですね。

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