『戦闘妖精・雪風』っていう超カッコイイSF小説があるのだが、
登場する戦闘機は超カッコイイのに、コンピュータが紙テープを吐く。
近年、スマホの台頭によってガラケーが過去の遺物と化し、
ツイッター社も社名を変更した。
スマホやツイッターが登場するカクヨム小説は、10年20年後に
スマホもツイッターも別の何かに取って代わられたとき、
古臭くなっちゃわないかな、と心配だ。
自分はパソコンやスマホを登場させたつもりの箇所でも、
なるべく「パソコン」「スマホ」とは書かない。
ツイッターやLINEの画面を想像してほしい場面でも、
「メッセージアプリ」あるいは「チャットアプリ」と書く。
どうしても固有名詞を使いたい場合は、
どういう機能をもつガジェットなのか、文脈から想像できるようにしておく。
商標の問題はさておき、
「スマホ」「ツイッター」って書いとけば読者に伝わるだろう、みたいな思い込みは
今の時代や流行、作者の周囲の常識しか見ておらず、迂闊ではないだろうか?