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「憤怒」更新お休みとリライトのお知らせ

こんにちは。
日頃作品を読んでくださりありがとうございます。
この度、7月末から8月初頭にかけて、実生活の多忙が見込まれること、および、現状の「第一話:誓い」が2話以後の方針とミスマッチしている現状を考え、3週間ほど更新をお休みし、その期間で第一話をリライトすることを決めました。

休載それ自体は実生活の多忙によるものですが、第一話の書き直しという措置を取ることになったのはひとえに犬井の準備不足と経験不足が原因です。

「憤怒」は殺伐感情戦線「鋏」参加作として書いた作品でした。
もともとは、これをベースに中編規模のお話に仕上げる予定でした。しかし、それを急遽、長編として完成させる方針に変えました。
当初予定していたプロットよりはるかに書きたいと思える作品案が浮かんだからです。

言い訳ですが、当時とても悩みました。
第二話以後を当初の予定のまま進めるか、それとも長編という形にして、終わりまで、それも納得いく物語が書くか。
前者を選ぶべきだったのだと思います。しかし悩んだ結果、長編として書き進めることを選びました。
おそらく多くの方々が第一話と第二話以後で大幅なトーンの変化を感じているのではないかと思います。
ひとえにこれが原因です。

率直に言って焦りがもたらした結果です。

犬井の最近の創作は、多くのものを捨象して及第点を実現する、という状況に陥っていました。
短い作品はクオリティコントロールがききますが、書きたいこと全て書き上げられているかといえば異なります。
不完全燃焼感は否めず、またクオリティコントロールも完璧ではない作品を描くというのは、ストレスを生み出していました。
いい加減一定の長さや規模を持った、満足いく作品を書きたい、という欲が募り、それが冷静な判断を奪いました。


一度始めた物語はその結末まで届かせるべきである、というのが私の書き手としての信条です。
しかし物語の構造などをそれなりに理解している身として、そして実作者として、クオリティコントロールの不十分な作品を、不十分なまま更新し続けることは、不完全燃焼を続けることにほかならない、と思います。
そのため自分勝手ではありますが、実生活の多忙な時期にさしかかったのもあって、作品のリライトを行うに至りました。

およそ3週間後、最新話である第四話「覚悟(仮)」とともにリライトした第一話を更新できればと考えています。
これまで読んでくださった方々には二度手間になります。
負担を強いてよいのだろうかと悩みましたが、拙作に応援コメントや感想などを寄せていただいた方々に、より良い作品を届けることが、この作品にとっても、作者として取れる誠実なやり方ではないかと考えます。
大変申し訳なくも思いますが、再びのお目見えを待っていただければ幸いです。

可能であればその期間を使って、進行中の複数の中編も仕上げられたらと考えてます。そちらは8月か、休載中にお見せできればと考えています。

以上です。よろしくお願いします。

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