小出しにしていた『錆』ですが
途中から自動公開設定を忘れて止まっていました
ごめんなさい
先日事態に気づきまして昨晩一括公開にしてまいりました
これにて完結でございます
さて、この『錆』ですが
第一稿自体は2019年に完成しておりました(その後加筆修正を加えて現在に至る)
はやいもので、あれから三年
僕は能勢や愁士朗と同級生ですが僕だけが年を取りました
もし彼らが今この世界を生きていたらどんな人物になっていただろうかなどと考えることもあります
今回のカクヨムでの完結を機に久々に読み返しました
手直ししたくなるような文章もちらほら……
赤面と同時に、当時最良と思ったものに違和感をおぼえるなら僅かでも文章が成長したということだろうか
さて、未だに執筆期間もしっかり守れていない桂田には夢のまた夢ですが
いつかは作家になれたらと、そしてその時『錆』も本屋に並んだらと夢見るのです
そんな日がいつになるのか(やってくるか)すらわかりませんが
その時々で本作で取り扱った題材への価値観は変わるでしょう(毒親、いじめ、性的なことなど)
きっと未熟な文章も修正が必要になる
もしかしたら出版時のタイトルが『錆』じゃなくなっているかもしれない
桂田の他の作品が「代表作」と呼ばれる日が来るかもしれない
しかし間違いなくこの『錆』は桂田武史の原点にして代表作です
これから今作では軽く触れることしかできなかった話題を主軸にした作品も書いていきたい
夢のためにも、あの日悩みながら『錆』を執筆していた自分に恥じないためにも
たとえ牛の歩みだとしても執筆を続けていきたいです
基本的に重たい話なので好き嫌いは大きく分かれるとは思いますが、これからも桂田をよろしくお願いいたします