• 現代ドラマ

【宣伝】連載開始!『錆』(さび)紹介!

<創作コンセプト>
・多視点から同一人物を描写する挑戦
・人々が無意識に(時に意図的に)裏切り合って転がり落ちていく様を書く


<基本情報>
ジャンル:一般文芸(群像劇)
更新速度:週一(毎週土曜0時)
完結予定:完結確定。全11話(9月24日終了予定)
 視点 :多視点、主観寄三人称
 注意 :暴力シーン、性に関する描写あり
 内容 :重め
 後味 :バッドエンド
⚠精神的に辛くなった場合、具合が悪くなった場合は、すみやかに読書を中断してください⚠
⚠警察官の物語ですが刑事小説ではありません⚠



<あらすじ>
 舞台は、2019年日本。とある警察署に新人刑事が配属されてきた。新人刑事・能勢諄琉は容姿に恵まれ頭の回転も早く、身体能力も高かった。しかし、それらの恵まれた条件も台無しにするほどに何を考えているのか判り辛い男でもあった。
 底冷えするほど昏い瞳、黙っていれば静かな殺気を帯びる顔、そして何よりも愛想がない。
 そのため、すぐさま「根暗」「若さがない」と職場で遠巻きにされるようになった。

 そんな能勢の指導係を任された先輩刑事の近藤は、やがて嫌われ者の能勢の世話をするだけで自分の評判が上がる美味しい状況に気付く。だが同時に能勢が好意を寄せている馬場のことが好きになってしまい、自分より恵まれた能力を持った能勢を疎ましく思うようになる。

 事務員の馬場は、能勢の中に癌で亡くした弟の面影を見出し世話を焼いた。世話を焼くうち能勢に好意を持つが、はたしてそれは純粋な好意なのかと悩む。能勢の負担になるだろうと好意を口にできないでいた。

 高校以来の友人、愁士朗はかつて能勢とともに警察官を目指した仲だった。境遇もかなり近く共に飲むこともある。だが決定的な違いは、愁士朗がトランス男性であるということだった。愁士朗の心は能勢への嫉妬で埋まっていった。

 能勢の母親、古都子は女の子が欲しかった。生後すぐに亡くなった長女への執着が捨てきれなかった。だが授かった双子はどちらも男の子だった。古都子は中性的だった弟を溺愛し兄の諄琉にはあまり弟ほどの関心を示さなかった。

 彼らは、それぞれ自分を生きていただけだ。悪意だけが全てではない。必ずしもそこに害意が会ったわけでもない。
 だが、彼らが交わった時、物語は最悪の結末へと動き出す。
 彼らの中で、誰が一番の悪人と言えるだろう。
 彼らの中で、一番の被害者は誰だろう。

 これは、誰しもが陥るかもしれない、ありふれた惨劇。
 目を背けてはいけない


 ……さて、以上宣伝でした。
 いやはや自作のPRやあらすじって書いてる途中で照れくさくて悶そうになりますね。もし、興味をもってくださった方がいらっしゃったら、もうそれだけで嬉しい!

 ではでは、これにて失礼。
 おやすみなさい。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する