レース結果を分析するのが楽しい!
しかし角田祐樹選手。
アルバートパークで、あの「D.リカルドが」乗りこなすのに苦労しているVCARB01で(敵失があったとは言え、敵失を拾える順位に居たのは彼の実力)8位でゴールしたのは驚きました。
現実の成績である9位10位ではなく8位9位を狙えたはずのハースは重大ミスをしでかしました。
今年のハースはタイヤ交換後にタイヤが温まりレースペースが回復するまでライバルより少なくとも1周余計に要するので、僅差の序盤はタイヤ交換の先手を打つか、失敗したらむしろタイヤ交換を先延ばしするかの必要があります。
が、ウィリアムズ(A.アルボン)のピットインの翌周に「理由もなく」(ハースの小松代表の言葉より)ピットインさせてしまいこれがレース終盤まで祟りました。
「アルボンが新しいタイヤでペースを上げる(アンダーカット)前に手を打とう」と考えるのは無理もないこと。
ジッサイにハースのピットクルーは良い仕事をしてマグヌッセンをアルボンの前でピットアウトさせました。
が。
すでにタイヤが温まっていたアルボンはあっさりとマグヌッセンを追い抜き、マグヌッセンがレースペースに戻るまでに1.6秒もの差を付けます。
さらに両者の間にアルピーヌのオコンまでもがピットアウトしてきて乱流が増える有様。
この作戦ミスをマグヌッセンが取り戻すのに58周のレースの45周までを費やしました。
これはハースのミス。
そして8位確定するところまで逃げを打てたのは角田祐樹の実力でしょう。
それでもドライバーがチームへの信頼を失わないくらいにはハースチームが仕上がっている様子。
雨予報の鈴鹿でどうなるか期待大です。
……あまりF-1やインディーカーを見すぎると「こういう、時代を超えて通じる作戦あるいはミスがあったか!」と気づいて書き直しをしたくなったり(今もウズウズしています)するので次エピソード投稿が遅れそうです。