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機械少女の継承が完結しました

機械少女の継承 アンドロイドとスカベンジャーとが完結しました。
作者としては綺麗にまとまってはいるかな、と思う反面、もっと二人の冒険を書きたいという複雑な気持ちもあります。
はっきり言ってスターウォーズとマッドマックスとちょこっとガンダム成分を混ぜ込んだような混沌作品ですが、やっぱり自分はこういう物語が好きなんだなぁと再認識したりしました。
この物語のテーマは継承がメインテーマです。ホープはパンドラの箱であり器であり、ブラックボックスなので、いろんな人の意思を受け継いで、世界を再生させようと奮闘します。そういう意味では、今作は彼女たちの通り道であってゴールではない、と言えるかもしれません。
アンドロイドのくせにやたらと人間味の強いホープは、近未来及び未来作品に出てくる人型ロボットを見ていてぼんやりと浮かんだキャラクターです。
簡単に言えば、未来ってことはつまり完璧に人の心とか再現できるはずなのに、どうして機械っぽさが抜けないんだろうという疑問から湧いて出たキャラです。その結果が泣き虫であり、人らしくしかないロボット。武装してたり義体が硬質化したりしますが、人型ロボットというよりも、パワードスーツを着込んだ少女というような印象を与えるかもしれません。
もし、そう感じてくれたのならそれはそれで間違っていません。ホープは人でもあるのです。個人的にアンドロイドの完成系は、ロボットだけどロボットだと感じさせない人間だと思っています。傍にいる人間であり友達であり仲間。それがアンドロイドなのです……などと。
あくまでこの作品の中でのアンドロイド論なので、正解ではないし、正解である必要もありません。ただ、こういうのもありかもしれないと思ってくれたのなら、作者として喜びを禁じ得ません。
そして今後についてですが、小説家になろうにて連載中の作品を区切りが良いところでこちらにも掲載しようかなと考えています。
さらにいくつか新作も構想中ですので、そちらについても恐らくは。
機械少女についてはまだ使っていないアイデアがいくつかあるのですが、後日談等の予定は現在ありません。ですが、どうにも惜しい気持ちがあるので後で何かしら書くかもしれません。
この物語を最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。

1件のコメント

  • 楽しんで頂けたのなら喜ばしい限りです。
    ありがとうございました。
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