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三作品書いてみて

 こんにちは。海先星奈です。
勢いのままにカクヨムのアカウントを作って三作品ほど投稿してみたは良いものの、近況ノートとは何ぞやという段階から未だに進んでいないため、とりあえず一回近況ノートを作成してみることにしました。

どうやら創作活動や読書日記などを書いても良い場ということなので、私の読書内容はさておき、ここまで投稿してきたものの話でもしようかなと思います。次回以降があれば、読書日記でも投稿します。

①くらげの歌

 これは説明文にも書いたと思いますが、友人の慰めになれば良いなと思って作った歌の歌詞です。今もひとりぼっちのくらげさんは、あちこちの海を流されているのかもしれません。
 ただ、波も星も闇も、彼しかいない海では彼だけのものなので、きっと寂しいけど寂しくはないんじゃないかなあ。
 この作品に関しては、暖かい海の沖でぷかぷかくらげが浮かんでで、くらげは星を見てる。その景色を思い起こして見守る様な気持ちで見ていただけたら嬉しいです。

②オルガンの音は聞こえない

 半分にちょっと足りないくらいは本当のお話です。
本当の割合が多いせいか、この教会がどこのことを指しているのか、教会事情に詳しい人だったらご存知かもしれません。何となく察しがついたとしても、どうかバラさないでくださいね(笑)

 「祈り」って何だろうか、というのは、縁があって教会に足を定期的に運ぶ様になってから考えるようになりました。
仏壇の前で手を合わせる。
神社に行って神様に手を合わせる。
これらは何となくわかるじゃないですか。ダラダラと手を合わせてナムナムーってしてるだけって方もいるかもしれませんが。
 でも、教会に行って「祈る」ってこれらとは何かが違うんですよね。ミサでも「祈りましょう」って言われるちょっとした空白の時間みたいなのがありますし。最初はこの時間にびっくりしました。「何を!?何に!?」という疑問符が頭の中に大量発生したりして。
神社の時のように、神様に挨拶してたまに見守ってくださいとお祈りするわけでもない。
仏壇や墓の前で故人に近況報告したりするわけでも無い。
何だかそういうのじゃないんですよね。もっと気軽な様な気もしますし、もっと重いものの様な気もします。
 ですから、私には未だに「祈り」というものがよくわかっていません。これから長い時間をかけてゆっくりわかって行けたら良いなと思います。ただ、今の私にとって最も嘘をつかないでいられる祈り方が、作中で最初の方に書いた祈り方です。あとは歌うことですかね。聖歌隊に所属していた経験があり、その時に聞いたのですが、「歌うものは倍祈る」という言葉を聖アウグスティヌスが残したのだとか。

 話は変わりまして、幻覚の入り口になったオルガン曲ですが、J.S バッハの"Ich ruf zu dir, Herr Jesu Christ"(BMV 639)という曲です。バッハのこういったオルガンで作られた曲は何となく聞いてるだけで沁みてくる感じがして好きだったりします。
 個人的に"Alle Menschen müssen sterben"(全ての人は死なねばならない)というコラールの前奏曲も明るくて好きなので是非聞いてみてください。結構キツめなタイトルなんですが、すごく爽やかに演奏されるところにバッハの死生観というか、そういうものがうかがえる気がします。気がするだけかもしれませんが。

③小蝿

 我が家には小蝿はほとんど飛んでないのですが、季節の変わり目になると何故か現れます。対策してても出てくるのは何でなのでしょうか。どこからくるんですか、彼らは。そういう小蝿に対する苛立ちが生まれるきっかけです(笑)
 ホラーテイストになったのは、単純に「オルガンの音は聞こえない」が娯楽要素の全くない、しかもキリスト教色が強い話でかなり読みにくい話だったと思うので娯楽小説っぽいものを目指したかったというのもあります。
 ただ、どちらかというと、「幻覚」に明るいイメージを抱いていることの方が少ないと思うので、前回は優しい景色を見たこともあり、恐怖に幻覚を振り切ってみたいなと思ったからというのが一番の理由でした。
一応注意書きとかありますが、虫がこれでもか!というくらい出てくるので、これから読んでみる方などは限界を迎える前に読むのをやめてください。

 小蝿の正体は、本に印刷された一字一字をイメージして書いてます。蠅の血は赤い様ですが、まあ本体が文字なのでそりゃ黒いですよね。何となくこの本の文字が小蝿の正体なのでは?と思わせるだけはしてるつもりです。
 そして、なぜ「私」があんな幻覚を見たのか。まあ、何となくわかるのでは無いでしょうか。何回も「三流のホラー小説」なんて言ってますし、失礼すぎて本が怒ったということにしておきましょう(笑)


 とりあえず軽く近況ノートを書いてみましたがいかがでしょう。もっと細かく語るところもあるのでしょうが、初回ということでこのくらいソフトに書きました。
 もともと、自分の作った作品をどこかに残しておきたいという気持ちのみで投稿しているので、他のネット小説の投稿者様と比べるとかなり読みにくいと思います。読みやすい文章を書けるというだけで、十分以上に素晴らしい文才だと思っています。海先はもっと改行しなさいと言われたらその通りとしか言えない文章を書いている自覚はありますし(笑)
 例えその内容が「どこかで聞いたことあるような」テンプレじみた作品であっても、そこには作家自身のアイデアが少なからずあるでしょう。また、その場の思い切りで書けてしまうならそれはそれで素晴らしい才能だと思います。
 なので、誰のどの作品を読んでもきっと学びになるでしょう。私も、今読んでる本が読み終わったらカクヨム様に上がってる小説をいくつか読んでみたいと思っています。楽しみですね。読書はしてもしても、いつだってし足りないですからね。

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