This is my time to rise, go.
どうも、初めましての方もお久しぶりの方も。
鯵フライこと、スキマ参魚です。
はじめに。結構忙しくしてて、全然読みに行けなかったです。
諸々のコンテスト参加されている方の作品、せめてもの応援にと読みたかったのですが、特にこの8月下旬は鬼の15連勤なんかもしてて全然ダメでした。
ごめんなさい。落ち着いたらまた必ず読みに行きます。
これを書いている中、もう今日です、アメリカへとFly Awayします。フライだけに。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ぼく鯵フライはメタラーです。オールドな方よりかは、近代メタルコア寄りのお育ちハードコア。でもスウェディッシュモダンメロデスも通ってきている——元を辿ればマサチューセッツメタルコア原点野郎みたいな人間です。
え? 何言ってるかわからないって。うん、まあそうでしょう。ご安心ください、あなた方の方が断然正常です。
とりあえずThis CallingかIn Due Timeを聴いておけばゴキゲンな人種ってこったね。ここ、テストには出ません。
さて。おふざけはこのへんまでにして。
ぼくは普段会社員しながら、数年前まで国内外で音楽の仕事をしてました。コロナで仕事自体が壊滅状態になり全く無くなってたんですけど、ここ半年くらいで急激に需要が増えまして。
復活した超大型メタルフェス『ラウドパーク』では、初来日を手がけた海外のバンドが、特大のステージ出演という形で帰ってきて恩人として鯵の名前を叫んでくれました。泣きました。
そんな感じで、8月末も幼馴染のバンドのスタッフで大阪に行ってました。
朝まで馬鹿みたいにはしゃいで、始発飛行機で帰って即仕事。アホです、大概アホです。でも好きなんでしょうね、なんだかやめられないんですよねこの仕事。
そんな鯵、今回アメリカでの特大フェスティバルにカメラマンとして参加することになりました。日本人初だそうです。びびる。
色んなバンドがもう、それはそれは大御所から若手から、懐かしのエモリバイバル再結成系まで、楽しみが日本まんが昔ばなしのご飯の盛り方みたいに盛り沢山な数日間を過ごすのですが。
(注:山の中のサーキット場でテント泊一週間コースです)
今回は俺らの界隈でのTGI……Thanks God It's Friday!! ではなく、The Ghost Insideについて語らせてください。
いや、勝手に語りますね←
The Ghost Insideというバンドがそのフェスティバルの初日、メインステージに登場するんです。
メロディックハードコア・メタルコアをベースとしたアメリカのバンドで、まあいわゆるオサレでエモーショナルな細身のイケメンバンドではなく、10割脳筋の熱血エネルギッシュなリフでモッシュとシンガロングの嵐を巻き起こす系のバンドです。早い話が全員タフガイおじさん。
MV『Unspoken』ではプールで撮影という前代未聞の光景を作り上げ、その後カラフルな風船や遊具と共にプールでMV撮影をするメタルコアやハードコアバンドが続出した。もはや伝説である。
https://youtu.be/FAn4gyUAI6Q?si=H1Gv6DPOP3AvZEHQ
しかし彼らは2015年に、ツアー中のハイウェイでツアーバスとトレーラーが正面衝突をするという大事故を起こし活動を停止。
当時の運転手は即死、メンバーもクルーも全員が大怪我を負いツアーはキャンセルに。そしてギタリストが指を、ドラマーが片足を失くすという結果になってしまった。
そもそも音楽どうこうの話じゃない。普通の生活に戻るのだって難しい状態になってしまったわけだ。
けれど、彼らは帰ってきた。2019年に一夜限りの復活ライブをアメリカで開催。
それまでにメンバーは12回以上の手術をし、杖をつかずに義足で歩けるようになる……等の血の滲むようなリハビリをして帰ってきた。
それだけに留まらず、復活直後のコロナの憂き目に遭いながらも、彼らは今世界中をツアーして回っている。
神様ってなんて残酷なんだと誰もが思ったはずだ。もちろん何もない事が一番だけれど、どうしてよりによってドラマーが足を、ギタリストが指を失ったんだ、と。ようやく帰ってきたと思ったら、その半年後には音楽シーンが完全停止してしまった。
けれど彼らはもう止まることはなかった。その姿勢や諦めない強い心には、多くの音楽ファンや夢を失くしかけたバンドマンが励まされた事だろう。
彼らの曲「Dark Horse」にこんな歌詞がある。
いわゆるサビで全ガロング(シンガロングをオーディエンスが全員で全力で歌ってしまう胸熱光景)必至ソングなのだが、鯵自身もとても好きな一曲なのでここに共有させてもらう。
Dreams are my driving force
Open your eyes
Go live your own life
I'm not scared, it's all that I know
Done nothing but travel without knowing where to go
本当この歌詞だと思う、人生って。
最近ありがたい事に、昔頑張っていた事が実を結んできてて、自分一人じゃ到底見られない景色を見せていただける機会が増えてきました。
努力って言葉、実は嫌いなんです。理不尽な事でどんな努力だって簡単に無駄になるし、そもそも努力してますとか努力しているところを人に見せるのも好きじゃない。
でも——努力してたらこんな事もあるんだなって。
最近思います。
別に目立つ事をしでかす事が偉いんじゃなくて、その過程の積み重ねの上に今の自分がいる事が大事なんだなって。
まぁ、急にマジメくさった事書きましたが。
もうフライトが終わって現地の山ん中入ったら、憧れの一つであるTGIのステージを目の当たりにできるんです。
もう全編通して大号泣デトックスする予感しかしない。
というわけで。数年ぶりのアメリカ、夢の舞台へ行ってきます。
10月には某来日公演のアシスタントとして東京におります。
またどこかで皆さまにお会いできる機会がありますように。
そして、皆様の人生がそれぞれ楽しく幸せに満ちたものになりますように。
書き散らかしましたが、それではまた。
(もしかしたら帰国後に)