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ささやきねこ

  • ホラー
wisperingcat
19作品

観測者不在記録 ― 短編ホラー集 ―

これは、誰にも観測されなかったはずの記録。
あるいは、観測してはいけなかった記録。

事故、怪異、都市伝説、実験失敗例。
それらを一話完結の短編ホラーとして収録しています。

読んだあなたも、もう“観測者”です。
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作者のおすすめ順
#1

【短編ホラー】隙間なし／
ささやきねこ

部屋が、街が、世界が“ぴったり”していく。 誰も叫ばず、ただ静かに硬化していくだけの七日間。 ※注意：本小説はAIで100％生成しています。本文中の誤字脱字は敢えて修正しており…
  • ★2
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 2,907文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
街が隙間を失うほど、人は静かに壁へ近づく。
ささやきねこ
#2

【短編ホラー】旧再開発区における“資材化痕”の観察／
ささやきねこ

旧再開発地区「区画B-47」で発見された異常な構造変異―― 床に沈む棚、壁へ部分的に埋没した衣類、噛み砕かれたように潰れた空調ダクト、合金化しつつある床面、そして粉粒化した「何か…
  • ★0
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 2,615文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
都市は捕食者だ。残るのは乾いた痕跡だけだ。
ささやきねこ
#3

【短編ホラー】街へ溶けていく足音／
ささやきねこ

都市そのものが捕食構造として機能し、人間を静かに取り込み、建材へと変質させていく世界。誰もその異常に気づかず、淡々と日常を続ける中で、失われた友人について語り合う女子二人の昼下が…
  • ★0
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 2,946文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
昨日までの街と、微妙に噛み合わない今日。
ささやきねこ
#4

【短編ホラー】工事中につき、立入禁止／
ささやきねこ

道路工事が終わらない街。フェンスは毎晩、場所を変える。真夜中のロータリーで消えた男を見た語り手は、都市が「修理」ではなく「食事」をしていると語る。少しずつ無機物へ変わっていく身体…
  • ★0
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 1,246文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
整備中の街路は胃袋だ。撤去予定の印は、あなたの刻限。
ささやきねこ
#5

【短編ホラー】遺失物保管庫夜勤記録／
ささやきねこ

終電後、A駅の遺失物保管庫で続く単調な夜勤。 後輩は番号を読み上げ、先輩は棚から現物を取り出す。 タグ付け、分類、仕分け――ただの事務。 だが拾得された「落し物」は、 ただの傘…
  • ★3
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 2,105文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
落し物は都市の血管を巡る栄養
ささやきねこ
#6

【短編ホラー】錆びたブランコは、ふたりを揺らす／
ささやきねこ

団地のはずれに封鎖された公園。そこは「幼馴染が消えた場所」。最後に一度だけ――そう思って訪れた主人公は、夕日の中で静かに揺れるブランコと再会する。懐かしい軋み音。優しい揺れ。その…
  • ★0
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 6,221文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
懐かしさは罠。思い出の場所は君を固定する。
ささやきねこ
#7

【短編ホラー】眠れない都市の演算子／
ささやきねこ

夢はただの処理画面。 金縛りはシステム警告。 焼け焦げた枕、黒く滲むインク状の鼻血。 僕は今夜も最適化される。
  • ★0
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 2,053文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
金縛りはエラー。夢は処理画面。
ささやきねこ
#8

【短編ホラー】回転と繊維／
ささやきねこ

深夜のコインランドリー。衣服は縮むのではない。 薄くなっていく。 知らない髪の毛が、繊維として溶け込んでいる。 乾いた恐怖が、静かに私を削っていく。
  • ★0
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 2,044文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
埃は元の形を忘れ、服は知らない誰かを混ぜ始める。
ささやきねこ
#9

【短編ホラー】圧縮と積載／
ささやきねこ

深夜のオフィスビル。 積載オーバーで止まったエレベーターには誰もいない。 だが、制御盤は正直だ。そこには“見えない重さ”が積まれている。 点検業者が淡々と処理するのは、白い粉と革…
  • ★0
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 1,730文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
深夜、停止したエレベーターは……まだ誰かを乗せている。
ささやきねこ
#10

ゆっくり溶けていく部屋／
ささやきねこ

「駅近0LDK、管理費込み」 それは“胃袋みたいな部屋”でした。 不動産新人営業の僕が遭遇した、 内見の真実。
  • ★1
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 2,238文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
逃げられない“安心感”
ささやきねこ
#11

タワーパーキングの胎内で／
ささやきねこ

車は、柔らかな肉体を守るための外骨格。 機械式駐車場の地下深く、 長期間出庫されなかった車両は「根」を張り、 オーナーから栄養を吸い上げて進化を始める。
  • ★0
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 2,360文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
地下四階―― そこは車が人間を取り込む、繁殖の層。
ささやきねこ
#12

焼き付き／
ささやきねこ

深夜の駅ビル。 公衆トイレの鏡を拭くだけの、ありふれた清掃業務。 それが“データの回収作業”だと知ったとき、世界は裏返る。 この都市に設置された無数の鏡は、身だしなみのための鏡…
  • ★0
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 2,048文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
あなたが鏡を見るたび、その“本体”は更新されている。
ささやきねこ
#13

建材化する日常／
ささやきねこ

ある日、部屋の角の直角が歪み始めた。地下鉄の階段は靴を飲み込み、指先はメラミン化粧板の模様に変わる。異常は日常に溶け込み、誰も驚かないまま、世界は少しずつ「建材」へと変質していく…
  • ★0
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 1,782文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
それは崩壊ではなく、変質だった。
ささやきねこ
#14

都市器官観測録：立入禁止区画／
ささやきねこ

マンホール、共同溝、立入禁止の地下空洞。 それらは本当に人のために造られたのか。 乾いた空間、配線の神経網、脈打つ壁。 この記録は、都市の内部に“迷い込んだ異物”が どのように処…
  • ★0
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 1,399文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
人はまだ、街の“内臓”を知らない。
ささやきねこ
#15

都市大時計のメンテナンス／
ささやきねこ

深夜の駅前広場にそびえる巨大な大時計。 それは時刻を知らせるためのものではなく、都市に暮らす人々の「生体リズム」を強制的に揃え、余った「寿命（時間）」を街の動力源として徴収するた…
  • ★0
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 7,508文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
深夜の駅前広場で、都市は静かにあなたの寿命を徴収している
ささやきねこ
#16

静寂の電話／
ささやきねこ

雨の夜、国道沿いの電話ボックスに逃げ込んだ「私」。 そこは一枚のガラスで外界と隔てられた、わずかな避難所のはずだった。 受話器から流れ出す、止まらない砂のような音。 ガラスに映…
  • ★0
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 1,919文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
雨の匂いと、孤独の温度が、通話を始める
ささやきねこ
#17

不在への乗車／
ささやきねこ

深夜の国道沿い、霧に包まれた無人のバス停。 電光掲示板には赤い文字で、「まもなくきます」。 スピーカーからは、到着を告げるアナウンスが流れ続けている。 だが、物理的なバスの姿は…
  • ★0
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 1,543文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
来たのは、バスではなく「到着」そのものだった
ささやきねこ
#18

空き容器回収所／
ささやきねこ

深夜のオフィス街。 自動販売機の横に並ぶリサイクルボックスは、空き缶だけでなく、“空になった人間”で満ちている。 廃棄物回収業者の後輩である“o俺”は、先輩とともにそれらを淡々と…
  • ★0
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 1,870文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
自販機は、人間の「中身」を飲み干す
ささやきねこ
#19

青にならない／
ささやきねこ

深夜二時。無人の交差点で、赤信号が変わらない。 車は来ない。風もない。音だけが鳴り続ける。 「ピヨ」という誘導音に合わせて、身体は少しずつ“固定”されていく。 それが止まる現象…
  • ★0
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 1,712文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 性描写有り
その赤信号は、“止まれ”ではなかった。
ささやきねこ