なが~っく、ご一緒頂いたリラとレオンの話ももう最終話です。
折角なので後書き的なものを。ネタバレあるので読んでない方は注意してください。
流行りものに手を出そうと、婚約破棄×魔法がある世界を書いてみました。
普通の婚約破棄? うーんっと、いっそ一回でなく山ほど婚約破棄されてきた令嬢にしてみてはと十二回も婚約破棄された設定になりました。
レオンが十三人目なのはなんとなく不吉な数字で十三に。
リラの婚約者の経歴を色々と考えて、婚約破棄理由を決めることから始まりました。よく設定を忘れるので、ちゃんと決めとかないと辻褄が(笑)。一応名前? 経歴はひっそれと全員出ているはずです。多分。
第一章はレオンの女難の相とリラの家族問題。最初リラは全く眼中なしから始まり、レオンは畏まることはあっても断られるなど毛ほども考えていなかった。そんな関係からレオンを意識するように。
第二章は自分でもなんでこうなったのかわからない外国編。
一応レオンの家族問題とリラの出自の匂わせです。鉱山のシーンはお気に入りです。どうなる!?ってなる話は、書いてる方も凄い感情移入しているので、アドレナリンがばんばんに出ています。ある意味それのために小説書いていると言っても過言じゃないです。
ミモザ、セラフィナ、そしてレレンの生き方の違う女の子の話でもありました。愛に生きたミモザ、仕事を選んだセラフィナ、復讐のために自身も犠牲にしたレレン。それぞれもっとも深堀できそうなものですが、リラの話なので軽めで。
第三章は結婚会。
お気に入り、従兄のデージーは先天性の魔力病持ち。語ると長いので割愛。気のいいクズはいいよね!
そしてリラの年貢の納め時。最後に結婚!ではなくまさかの第三章序盤で結婚。王妃様は立場上いえば命令になるので、悪役を演じてせっつきました。
成人向けにならないよう色々割愛しましたが、まともそうだったレオンの変態性が発揮されるようになりました。大体デージーが悪い。
子どもの時からの運命ではなく、大人になってから出会って、少しずつ関係を深めていく話にできたのはよかったです。
後、聖女は女神様の加護を受けた系譜で、水の聖女は流れる(水)血で継ぎますが、土の聖女はその土地に生まれます。他にも多分属性で聖女がいるんでしょう。
土の女神は特殊でビオラもタイミングによっては聖女の力が宿っていたかもしれません。
とんでも科学ネタが好きでよく書いていましたが、魔法って便利! でも制限とか原理がないとただのご都合でなんとでもなっちゃうので、色々と制約をかけました。
発現属性の制限、魔力と魔法処理の効率で決まる魔法特性。それぞれの属性で色々と使い方が違ったり。
世界の魔力量は一定なので、一部に魔力が偏った結果世界の魔法使える人口が減ってます。偏りはリラのような規格外だけでなく、海の淀みとして魔力が溜まってしまっていた結果もあります。
長々と書きましたが、思い付きで書いた割には比較的矛盾も少なく書けたのではと。
好きなキャラも色々とできました。
リラとレオンの子供は男男女を予定しています。
きっと色々問題に巻き込まれながら、次の聖女が産まれるまでリラは楽しく過ごすんでしょう。