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コトバアソビ

 本日更新しました『コトバアソビ』という作品について。

 この作品は、7年程前に書いた作品です。現代ドラマと銘打っていますが、青春ストーリーであり、謎解き要素を含んだお話です。
 詩のような、会話中心の漢字二文字のタイトルのお話と、主人公を中心とした少し殺伐とした高校生活を描く日常想起とが交互に語られ、物語は進行していきます。時間軸は、一話毎順々に流れていきますが、どちらかのタイトルだけを飛び石で読んで行っても話が成立するように書いています。
 主人公視点の漢字二字タイトルのお話は、演劇脚本のような場面転換が殆どない一つの場所で、主人公の心情変化と成長、そして恋にも満たないような淡い男女の友情を書いています。
 対象として、第三者視点、所謂神視点で話が進む日常想起は、何が、誰によって、どうして起きたのかの主要人物に変化を与えた要因のヒントが散りばめられています。また日常想起の視点が異なるのは、主人公は日常に対して客観的にしか捉えていないという意味もこめています。

 ただ普通に読み進めると、さした事件も起きず、ワクワクするような展開もない、非常に起伏のない話です。
 けれど、細かい伏線やヒントを読み解くことで、話の真相が見えてきます。
 何度も読み返したくなる小説ってどんなものだろう?と考えた時に、読む度に表情を変える、新しい何かを感じ取れる話なんじゃないかなぁと思い、書いた作品です。
 とても思い入れのある作品なので、少しでも多くの方の目に触れられれば幸いです!

 今作品は、一話、2000~5000文字程度です。既存で更新中の『駒猫~あいねこ~』の5話分程の文章量になっています。

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