次回予告。
「だって面白いじゃないですか。隅田さんと、隅田川を歩くって。そう思いませんか?」
なぜ俺と一緒に? と言う問いに少女はそう、答えた。
『隅田川』
赤羽、北千住、浅草、両国を通り、東京湾に至る川を、
濃い緑と赤黒い制服、制帽姿の『少女』と、
太った『俺』が歩いている。
俺たちはどうやら、岩渕水門から晴海埠頭まで、隅田川沿いを歩くそうだ。その距離は24Kmある。
彼女が隅田川にこだわる理由とは?
そして、晴海埠頭にたどり着いた時に待っていた二人の運命とは?
……
明日から「SUMIDAの雫」の連載を開始いたします。
少女と、青年が二人ぼっち、ただ川沿いを歩く、淡々とした物語になります。
あまり長い連載にはしない予定でございます。
お楽しみに……!!