ご無沙汰しております。れのんです。
砂塵の狼12話、13話を更新いたしました。
今回は砂塵の狼の世界のラクダを含めた運搬使役動物についてお話します。
交易旅で扱われる動物は、主にラクダやロバ、馬が代表的ですが、砂塵の狼の世界では「牛鬼」と呼ばれる牛の妖怪や、「ドラゴン」といったファンタジーな生き物も扱う設定があります。しかしそういった架空生物は調教が難しく、育成するにもたくさんの資金が必要です。牛鬼もドラゴンも、ラクダと比べると力も強く素早いのですが、それらを扱うのは殆ど金持ちの嗜みとなっています。またそもそも商売をする者の中で、呪術や魔術などに精通している者は少ないため、ミンミンのように、巨大キョンシーを操って荷物を運んでもらうケースはとても珍しいです。
月華義団はお金に余裕があるわけではないので、ラクダやロバなどスタンダードな動物に荷物を運んでもらいます。しかしラクダの中でも一際図体の大きい、力強い種のラクダを取り扱っています。月華義団が貧しすぎず裕福すぎない、そこそこな年収の商人ギルドということがうかがえます。
家畜は人間社会と共存をして生きてきました。砂塵の狼においても、動物は日常生活に溶け込んでいる身近な存在として描写していきたいです。
それではまた次回よろしくお願いします!!