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最近の論調について

最近、宗教について批判的な報道が多いですね。
先日拝見していたニュースで、気になることがありまして。

二世信者の話です。「信仰の強要は虐待か」という話題を展開していました。
僕もある宗教の三世なので、どんな話になるかと思って見ていたのですが、正直、がっかりです。

暴力や暴言、強制的な入信は論外と前提しての上ですが、宗教中心の家庭で育った僕としては、

自分が誇りに思っているものを批判されたように感じ、傷つきました。

多分、うちの宗教のことを言っているんだろうなあと分かるシーンもありました。
ただ差別を受けているだけならまだ許せました。慣れっこです。でも、司会者もコメンテーターも、ナンセンスな批判をするばかりでした。

例えるなら、

「ウルトラマン」を見て育ち、円谷プロに入った僕に、「ウルトラマン」「仮面ライダー」「スーパーマン」「プレデター」「ゴジラ」の見分けのついていない人が、「メタルマン」(ある意味伝説の映画)を見て、「特撮映画はやめとけ」と説くような、

無力感を感じるシチュエーションです。

新興宗教と言っても、信仰の対象も違えば教義も180度違うこともままあります。それをまとめて批判されても、的はずれに感じます。
それよりも、他の宗教とまとめられたことに我慢なりませんね。こっちに飛び火しますから。

うちの宗教は献金を強要することもなければ、政治に圧力をかけないよう努力してきたのに、批判の対象にされるのはやるせないです。


僕の作品にも、宗教が批判の的にならないよう配慮しています。
宗教家のキャラクターがいますが、架空の宗教にし、決して狂信的と思わせないよう、筋の通った教義にしています。
敵国は宗教を嫌う指導者がいるようにしましたが、それもアンチテーゼです。さらにある共産国家をモデルにしていますが、共産主義を批判しないために共産主義とは違う主義としています。

決して信教の自由と思想の自由を批判しないよう努力してきた中で、先日のようなニュースを見ると、やっぱり腹が立ちますね(^^;)


報道に対して批判を言うつもりはなかったのですが、僕が願うのは、

皆さんが物語を書く上で、誰かを傷つけるような論調にならないように気をつけてくれたらな

と、それだけです。

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