• 現代ファンタジー
  • エッセイ・ノンフィクション

昼食と夕食を抜いた

 結局限界を感じて二時に寝た。寝ついたのは三時くらい、起きたのは七時。普段は目が覚めて二分もせずすぐ起き上がれるのに今日は二時間もベッドで考え込んでいた。
 昼食は作り始める前にいらないと告げ、夕飯もたった今いらないと告げてきた。
 何も頑張ってない自分が食べるのが申し訳ない、というこれまで感じたことのないタイプの罪悪感まで湧いてきた。

 とにかくわからないけど常人の数千倍、数万倍、数億倍頑張らなきゃまっとうな人間として認められないことなんて分かり切っているのに、頑張り方もその元気もない。
 努力が報われた試しがなく、そして何をもって報われたとするのかさえ自分の中で曖昧だから、もう何をしても無駄じゃないかという気がして、寝起きで死ぬほど喉が渇いているのに水を飲むことさえ罪深く感じる。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する