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ひとまず輪郭は掴みました

血濡れのワヰルドハント【弐の幕】 〜龍と狐、オシラ様の饗応を受け、愛息子を変態天狗から護衛する……?〜
    「僕は君たちをスカウトしたい」「「いいですよ。断る前提で話聞きます」」


 一等級溟人・羅剛撃破——影法師の一角を崩した暁人と焜は、座卓から呼び出しを受け昇格式に招かれていた。
 晴れて二等級陰陽師となった彼らを、座卓の六座の一人・蛾王が晩餐会に招く。二人はそれに応じ、個人的なスカウトと、ある「依頼」を受けることになるが——?

 依頼とは、蛾王の息子・白奈を守ること。蛾王一族は男児が産まれると政略結婚の材料にされることを、蛾王はいたく気に入らない様子であった。暁人にも通ずるものがあり、わがまま息子の白奈を預かるが、彼女を狙う者が現れる。
 それは同じく六座の一人、第五位の息子・黒継という大天狗で……?

「き、貴様、その方と姦通したのだな!?」
「何言ってんだてめえは」
「ほら、天狗だから男同士の世界があんのよ」
「僕、あいつ嫌い」

 一方、影法師もまた暗躍を見せており——?

 狂瀾怒濤必死の第二幕、ここに開幕!

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