「こんばんわ皆様。ルリアです。第210話が投稿されました」
「奥様、投稿報告ごくろうさまです」
「アルドラ、厨房の方はもうよろしいのですか? 最近はトナムさんに師事しているのですよね?」
「なっ、あッ、べっ、別にあの人とは何でもありませんよ! エスコフ料理長に勧められたから、菓子作りを教えて貰っているだけです!」
「……いったい何を慌てているんですか? 別に客人に師事したからといってお叱りを受けるような事はありませんよ。料理長が進めたのですからなおさらです。そんな事は無いでしょうが、もしもロバートが問題視するようでしたら私に言ってください。しっかり取り成しますからね」
「あっ……いえ、……そういう事では……」
「ルリアさまが鈍感でよかったですねアルドラ」
「アネット? 鈍感とはどういう意味でしょうか?」
「いえいえ何でもございませんルリアさま。……ロバート様と熱愛の末に結ばれたわりに、ピュアと言いましょうかなんと言いましょうか……」
「アネットさん……」
「……何でしょうか、なんだかバカにされている気がします」
「いえいえバカになど――ルリアさまの心清さに感動しているだけです。ねえアルドラ」
「ハッ、はいアネットさん。ルリアさまの心遣いに感謝いたします」
「……何でしょう、やっぱり何かかみ合っていない感じがします」
「ルリアさま、そろそろお時間です。それでは皆さん、また次回投稿報告でお会いいたしましょう。さあアルドラも――」
「はい! 皆様、失礼します!」