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「狐の家族」投稿完了です!

「狐の家族(心水体器)」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887002778

 10月下旬には終わるかなーと言っていたような気がしますが、ちょくちょく投下をさぼったのでちょっと遅れました。

 こなれていない感じはするけどまあ読めないこともない、といった感じの地の文でしたね。あまり手は加えていません。

 用語に関しては今進めている心水体器の本編とはやっぱり結構違いました。ショコネットとかね。別の書き方だと「書庫ネット」になるわけですが、タリスのアーカイブとしての性格も出てるし、音もかわいいし、これはなかなか、うん、なかなかですよ。そして世代が下るにつれてブロックとか贋(にせ)とかいう概念が出てくるのか。
 当初心配していた紛争の事情は思ったより説明してくれていたのでほっとしました。タリスのネットワーク整備との兼ね合いで肢闘の開発拠点分散に問題が出てくるわけですね。ふむふむ。鷲田大将が投影器の普及の立役者という設定は心水体器にも活かすつもりです。

 整合という点では鹿屋とサキの関係も驚きでしたね。自分でも全く忘れていたのですが、でも設定を思い返してみると妥当かなとも思える。鹿屋は九木崎女史の用心棒でしたからね。これからの心水体器に反映していきたいところ。

 そうした鹿屋とサキの関係も含め、坂本千加子の正体、鷲田大将の結末、冴の本当の出自など、要所要所で最後までひっくり返そうという心意気も感じられる。ちょっと前振りが弱い気もするけど、そういう精神は今の僕が見習ってもいいところなんじゃないかな。

 冴との文通は『きけわだつみのこえ』を意識してますね。これも読んでて思い出しました。書いてる時に読んでたんだな。リスペクトを込めて、このシリーズを若くて教養ある軍人たちの語りにしたかった模様。

 あと、案外愛についての議論が深いですね。四角い愛と丸い愛なんて。そういうところを含めて、この物語はどだいSFなのかという懸念が残ります。少なくともロボアクションメインではなかった。実際の戦闘が1回と回想で1回ですからね。アクション不足で悩んでる心水体器の次回作より少ないゾ。これって、ゆるSF? いや、ゆるいのか?
(肢闘は正確な意味でのロボットではないですヨ。)

……

 次に関してですが、純文学寄りのとてもいい長編、1500枚くらいのがあるんですが、今しがたその部分を使ったものを文学賞に出しているので今しばらく控えます。上げるとしてももうほぼ日企画はやらないと思います。できるだけじっくり見直しながら上げたいですね。ツイッターでその都度解説でもつけながら。
 つなぎと言ってはなんですが、キツネつながりで恋愛の短編があるので不定期で上げていこうと思います。
 
 
 

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