今回は、@Teturoさんより『人の子、赤鬼の心をつゆ知らず』へレビューをいただきました。ありがとうございます!
@Teturoさん「人間って恐ろしいですねぇ。」(『人の子、赤鬼の心をつゆ知らず』より)
https://kakuyomu.jp/works/16817330653566264069/reviews/16817330668488394510『人の子、赤鬼の心をつゆ知らず』は「鷹山(ようざん)」という山の麓に住む薬屋の少年と、その鷹山に住む妖怪たちの物語です。
私の中では特に人間がどうとか、妖怪がどういう風に思って書いてはいなかったのですが、@Teturoさんが付けてくださったレビュータイトルを見たとき、確かにそれを示している、と思いました。
主人公の充は実兄に嫌がらせをされてきましたし、実父にはそれを庇ってもらえませんでした。
半鬼(鬼と人の間に生まれた子)である茜も、人である沙羅も、人間の愚かな行為によって大切な者を失ったり、注がれるべき愛情を受けなかったりして成長しています。
彼らが被った悲しみの出来事は、人の欲であったり、「恐れ」を正しく恐れぬままにいたがゆえに起こったことなのですが、それを被ったある者の黒い感情のようなものがどんどんと膨れ上がり、最終的には暴走することになります。
『人の子、赤鬼の心をつゆ知らず』を読まれていない方からすると、「なんのこっちゃい」という話かなと思うのですが、@Teturoさんのレビューはそれを捉えてくださっているなと思いました。
また、「主人公の男の子も大層な苦労をしながら、この不思議な世界を渡って行きます。素敵な出会いと、手に汗握る活劇。少年はどこにたどり着くのでしょうか?」というのが、またこの作品を上手く表現してくださっていて、嬉しかったです。
実際充も苦労しているので、「素敵な出会い」があったと書いてくださったことと、格闘場面は、こうかな、ああかなと、体を動かしながらやったので、「手に汗握る」と言っていただき小躍りしました。
この作品の魅力を端的に伝えてくださる紹介文で、本当に嬉しいです。
最後になりますが、素敵なレビューをありがとうございます!
*レビューへのお礼は時間がかかる場合があります。
ご容赦ください。(*- -)(*_ _)ペコリ