前回の近況でちょっと触れた、Linkin Parkの「Numb」について、普段はながら作業で聴き流してるんですけど、せっかくだから改めてじっくり聴いて歌詞の解釈解像度を上げてみようかな〜と試みて、
今、無事にひっくり返ってます(苦笑)
何というか、なかなか破壊的で暴力的なまでに命燃やしてウェイト乗せてるなぁ……と(今更)
しかも、リリースされたの約20年ほど前なんですね。
すごい、今聴いても全然色褪せてないなぁ……。
元々、おすすめに上がってきたミックスリストきっかけで聞くようになったので、バンドやボーカルのバックボーン何も知らずに聴いてたんですが、
重い、重いよ……。
ちょっとボーカルの生い立ちがヘビーすぎて、言葉を失いますね。
で、サビでもがっつり歌い込まれて印象的なタイトルの「Numb」なんですが、この単語自体は形容詞なので日本語でバチっと合う言葉が閃かない己の語彙力の無さよ……
日本語では「(感覚が)麻痺する、痺れる。(感情等が)徐々に失われていく」といった感じの消失系のイメージで捉えたらいいのかな。
生きてるんだけど、それが実感できないくらい消耗して疲弊し切った様子といいますか。
身近な人たちからの圧に耐えかねて、壊れるギリギリ状態で理想の自分像と生き様を求めて足掻くんだけど、
現実との乖離が大きくて、そのことに更に絶望して、
でもやっぱり足掻きたい——みたいなジレンマを歌い上げてるんですね。
すごい迫力だな、ほんと……。
特に、ラスサビに向かう一番盛り上がるところで、
これ以上ないくらい自虐ぶっ込んでから逆張りかましてくる構成、
改めてじっくり聴いてて鳥肌立ちました。
その部分の歌詞なんですが、
And I know I may end up failing too
But I know you were just like me
With someone disappointed in you
かなり暴力的な(でも一番盛り上げてる)歌い方なんで、
私が邦訳するなら、
「多分(ほぼ確信して)、俺の人生は(テメェにとって)失敗で終わんだよ、分かってんだよ!
でも、テメェも同じだろーが!
テメェも同じように失望されてんだよ(クソが)!」
みたいな感じでしょうか。
で、ここから「お前の望んだような人生なんてやってられるか、もうたくさんだよ。俺は俺の生きたいように生きるんだよ」という内容のラスサビに向かうと。
いやぁ……すごい歌だな、改めて。
基本性能ポンコツ能天気なワタクシは、ただただ圧倒されております。
ベストアルバムも爆発してます。
ウェイト乗ってます。
ただただカッコいい。
でも、重い、重いよ……。
何が悲しいって、
このボーカル氏、2017年に自死を選んでしまわれたことですよ……。
この歌声を、ライブでは二度と聴くことができないのです。
だからこそ、色褪せず、余計に強烈に印象に残り続けるものなのかもしれませんが、ただただ惜しい……それしか言えなくなります。
で、これを聴きながら詠んだ歌を振り返ってみる。
——がっつり影響されとるがな、ジブン。
と、改めて気付くという作業になったのでした(苦笑)