怒りと失望で目の前が真っ暗なyokamiteです。
そのままの気持ちを表現すべく、あえて落ち着きを取り戻す前に筆を執りました。
本日午後3時のこと、運営様から「おすすめレビューで違反行為が確認できました。該当のおすすめレビューを削除いたしました。」とのお達しを受けました。意味が分かりません。
僕は昨日の夜だったかに、とある方の作品に向けてレビューを投稿しました。また、レビューの投稿フォームには以下のような注意事項が記載されています
【以下引用】
・作者やユーザーへの誹謗中傷
・小説と関係ない内容
・誤字や脱字の指摘
・小説を読まずに投稿する行為
・配慮の無いネタバレ行為
【以上引用】
はっきり言います。僕は以上の事項に抵触するような内容を投稿した覚えは一切ありません……。
確かに、色々と疑問に思う内容の多い作品でしたので、そういった点を改善点とともに指摘したり、批評じみた内容を記載したりなどはありました。ですが、誹謗中傷などもってのほか、ネタバレなどは一切記載してませんし、僕はまだ冒頭数話しか読めていなかったので、その時点での感想を述べたに過ぎません。
まさに拙作『¿Paranoia?』で指摘した通りの、恐れていた事態が現実となってしまった訳です。これは立派な表現の自由の侵害ですよ。カクヨムさん。
レビューのフォームにはこうも書いてあります。
【以下引用】
おすすめレビューには、この小説を薦める内容を投稿してください。小説を読んで受けた感動や興奮を共有したり、魅力をすくいあげて表現したり、あなたの言葉で誰かもまた読んでみたくなるような投稿をお待ちしています。
【以上引用】
確かに、僕のレビューは誰もが「読みたい!」と感じさせるような内容ではなかったかもしれません。ですが、この記載事項はあくまで運営側が「運用方針にご協力をお願いします」と言っているに過ぎず、義務的なものではないようです。
そもそも、レビューとは「批評する」という意味で用いられる単語であり、「批評」とは「物事の是非を指摘して、自分の評価を述べること」であり「事物の価値を判断して、論じること」であって、他者の小説を手放しに称賛して否定的なコメントを書き込まないことではありません。もしもカクヨム側が、レビューに一切批判的コメントを書かれたくないのであれば「レビュー」なんて単語は使わずに「褒めて!」とでも書いておけばいいんです。
注意事項に従ってレビューを書いたにもかかわらず、それが違反行為として削除されてしまったので、僕はもう何を書いたら違反に該当するか恐ろしくて、レビュー機能が改善されない限り、文字付きレビューは書けません。カクヨムさん、レビュアーから表現の自由を奪い、委縮効果をもたらすことが貴方がたプラットフォームのやるべきことなんでしょうか? もっと他にやるべきことがあるのでは?
(露骨に性的なコンテンツを通常のコンテンツと分別するとか、特定の第三者を攻撃しているコンテンツを削除するとか……)
そもそも、投稿されたレビューがその小説にとって利益となるかならないかを判断するのは、運営側ではなく作者側ですよ。そして、作者様が僕の投稿したレビューにつき「これは宣伝効果がないな」と判断されれば、その時点で「作者様が」レビューを削除されたら良いのです。今回の運営側に見られるような父権主義的な対応は、表現の自由と表現者相互のネットワークを破壊する行為です。本当に頭にきました。
勿論ながら、僕の主張に賛同できないという方も一定数いらっしゃると思います。どうでも良いと思う方も、理解を示してくださる方も、いらっしゃるかもしれません。もしご関心のあるという方は、今回の件について、あたかも予言していたかのような僕の短編『¿Paranoia?』を一読なさってください。今回の僕の主張を端的に(?)まとめた作品となっております。
激おこぷんぷん丸(死語)って感じですが、実は悲しみの方が強いです。僕は誓って第三者を貶めるような意図はなく、あくまで同じ物書きの端くれとして、普段からお世話になっている作家様方と交流を図り、相互に発展していくことができれば良いなという切なる願いのもと、レビューをしただけなのですから。
ということで、レビュー投稿企画は当面打ち切りです。申し訳ございません。運営様、他者の小説を褒めちぎりまくって単行本の帯のような似たり寄ったりのレビューで埋め尽くしたいなら、どうぞ流行りのAIにでもやらせておいてくださいませ。