• 異世界ファンタジー
  • 現代ファンタジー

また、ここにも

今朝のランニング中に、ふいに超スーパーサイヤ人2 ベジータを思い出した。先日のお盆に実家に帰った時に、長距離走が早かった僕のスーパーヒーローが言った言葉を思い出したのだ。

「もう、走れないよ。」

端的にそう言った彼の身体は、筋肉で肥大化し、僕からすると見るも無惨になってしまっていた。酔った僕は、彼の足に触れる…悲しいことに、言葉をより鮮明に理解するだけとなってしまった。

イチローさんが、アメリカに行った時に彼は決して自分の筋肉を肥大化させなかった。

「これが敏感に反応する僕の1番いいバランスなんです。肥大化させちゃったらもう、色々なものに対して鈍感になってしまいますから」

僕のヒーローはもう鈍感になってしまった。バランスを崩してしまったのだ。ストレスか、仕事のせいなのか、私生活のせいなのか色々なものから耐えるために、そうなってしまったと思うと僕は辛くて仕方がない。

悪は存在しないのだ。彼には彼の行動原理が会っただけ……でも、それはもうどうしようも無いほどに、バランスを失い崩れて行く。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する