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パロミデスで話を書けるようになったら、一人前かもしれない。

知らんけど。

最近、アーサー王物語を書いていない。たまに、自分は歴史小説ばかり書きすぎで、歴史に頼り切っているのではないかと思えてくるが、現に歴史は下手なファンタジーより面白いのだから仕方がない。こんなことをしていると、きっと地獄に落ちてしまうに違いない。紫式部とて、実在の人物で嘘を書くから、そう心配されたのだ。

話を戻すと、アーサー王物語のインプットはそこそこだが、アウトプットが全く駄目だ。以前はアーサー王の世界観を固めて、そこからシャルル・マーニュ……と考えていたが、最早シャルルのことなど覚えていない。オジェ・ル・ダノワとか、ロジェロとか。あとは、ブラダマンテあたりだろうか。

シャルル・マーニュ伝説と言えば、アストルフォ。彼はランスロットとは正反対な男だ。アストルフォは武器が強くて本人は全然だが、ランスロットは武器は何でも良くて本人が強い。

だがランスロットなんかは、既に読み手の方でイメージが固まり切っているため、私がそれをぶち壊していいものか悩む。それで悩んだ末、いつも通りのランスロットになっていることが多い。

逆にガウェインは、トマス・マロリーに寄せて書くことが多い。これは決して、ガウェインが嫌いだからそうしているのではなく、近年ガウェインは良い話で書かれることが多いから、私ぐらいはマロリー風に描いてもバチは当たらないだろうと考えているからである。

そう言う訳で、ランスロットやガウェイン、トリスタンは、ある程度イメージを損なわないように書かなければならない。彼らを書くのも、それはそれで楽しいのだが、個人的にはポテンシャルのあるキャラクターを描いてみたい。例えば、ベディヴィアとか、パーシヴァルとか、パロミデスとか。

パロミデスが書けるようになったら、一人前かもしれない。そもそも、馬鹿正直にイスラム教徒として描くべきか、はたまた北方の異民族として描くべきか、悩ましい。凄まじいポテンシャルだ。パロミデス縛りの企画などあったら、堪ったもんじゃない。

なんじゃこりゃ。
まぁ、長々とこんなことを書けるのは、ここぐらいしかないのだから、仕方ない。

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