NO NAMEより、平成30年8月10日現在までの創作活動の経過をご報告いたします。
「スニーカー文庫《タイトル斬り!!》コンテスト」の中のタイトル「属性は何を選択すればお嫁さんにしてくれますか?」を見てピンと来たものを書き留めている現在です。
しかし、書き上げたプロットを読み返すと「これじゃない」気がする……つまり読者の読みたいものと作者の書くものがズレている気がする……
どこまでが自分のオリジナリティなのかわからなくなる……
そういった不安に心が苛まれます。
「まあそういう不安は全部書き上げたあとにしたらいいんじゃないですか」
という心の声だけが自分を一歩前進させてくれます。
自分の、ある意味で虚言癖にも似た「打ち切り癖(エターなる)」は、この不安と正面切って戦うことを恐れて避けてきた結果かもしれません。
しかし「これはだめかもしれない」と枕を濡らす時間よりも小説の完成まで書き上げる時間のほうが尊い。そして泣いている時間もまた小説のためにあるのだと思います。
つまり、それだけ自分のものづくりに対して責任を感じるのでしょう。
これまでの自分には「借り物」が多すぎたから。それが自分のことばなのか誰かの受け売りなのか、ろくに考えてこなかったから。
そんな人間の足踏みをコンテストはいつまでも待ってはくれない。だから一発で出し切る。そのための物語を編んでいく。
また不安になったらここに書こうと思います。
以上、ご報告いたします。
平成30年8月10日 七峰 らいが