社会に出る前に学べ。
勉強が嫌だと言っても豊かになりたければ一生勉強し続ける必要がある。学生時代の勉強というのは、社会に出てから自分にとって必要な勉強をするための基礎でしかない。勉強する内容が、業務マニュアルに変わったり、新技術の習得に変わったり、商品の関連知識に変わったり、その他仕事に関する勉強に変わるだけだ。
小説家になるにしても、膨大な学習が必要となる。豊かな表現やストーリーを書くには、表現する対象に対する膨大な知識が必要になるのである。ファンタジーで定番の剣ひとつとっても、地域や時代によっていくつもの種類があるし、その扱い方にも差がある。そういったものを知らないと、重さ、形状、闘いで利用された時の状況など、豊かな表現はできないのだ。ライトノベルだから表現も軽くていいので楽だなんて思っているうちは、上達することはなかろう。短編では誤魔化せても、長編となると無理が出てくる。