• 現代ドラマ
  • 異世界ファンタジー

『緑風のヴァルキリア』・第二部公開

 ハイファンタジー『緑風のヴァルキリア』、昨日から第二部の公開を開始しました。
https://kakuyomu.jp/works/16817330651217227497

 こちらは花の咲き乱れる王国と、そこで生きる女性騎士を主人公に据えた物語です。メインテーマは女性の生きづらさ。逆境に苦しみながらも雄々しく生きる女性の生き様を描くことを目指しています。また、情景描写に注力しており、美しさを感じられるような文体を心がけています。

***ここからは一部、二部のあらすじを紹介をします。一部ネタバレを含みますので未読の方はご注意ください。***








 第一部では、舞台となるエーデルワイス王国での日常風景を描きました。主人公である女性騎士、オリヴィエの生活を様々な角度から切り取った五章から成り、オリヴィエの心境や、彼女を取り巻く人々との関係を描くことを意識しました。そのため、展開に大きな動きはなく、比較的穏やかに物語は進んでいきます。

 これを受けて続く第二部。舞台はエーデルワイス王国から別の場所に移ります。
 第一部の最後で王城から姿を消してしまったオリヴィエ。彼女が目覚めた先は、敵国であるディモルフォセカでした。偶然出会った牧夫の話によれば、彼女は空間転移をして長距離を飛ばされてしまったとのこと。自分の身に起こった不可思議な事態にオリヴィエは困惑しますが、現実を受け止め、故郷に帰還するべく準備を進めます。
 第二部では、この帰還の旅の道中で起きる出来事や、人々との出会いと別れを描くことに主眼を置いています。第一部では止まっていた物語が、帰還という目的を得たことでようやく動き出すことになります。
 また、二部ではヒロインが交代します。第一部のヒロインはオリヴィエが仕える姫であり、オリヴィエは彼女との関係に時折悩まされていました。第二部で新たに登場するのは○○の娘。彼女とオリヴィエがどう関係を築いていくかも二部の見所の一つです。

 ちなみに、登場人物や国名は大半が花から取っています。近況ノートには登場人物紹介と併せて由来となった花言葉を載せていますので、興味のある方は覗いてみてください。作品紹介ページから飛べます。

 全20〜25話くらいで想定している長編であり、なかなか手が出しにくいかもしれません。ただ、美しい世界観が好きな方や、物語に没入したい方、文章を味わいたい方にはいい作品だと思うので、興味があれば一読くださると嬉しいです。作品概要には、特にお勧めの章も記していますので、忙しい方は一部だけでもお読みになってみてください。

 長編は読む側も大変ですが、書くのも正直大変。後のエピソードを想像しつつも、気力が追いつかずにエタるのでは、と心配になることは自分でも多々あります。
 それでも読んでくださる方がいれば執筆にも身が入ると思うので、お時間に余裕のある方、お付き合いいただけますと幸いです。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する