新作の短編を投稿しました。
タイトルは「雨の切れ間に」。うつ病を発症した主人公が、再び外の世界へと戻っていく過程を描いた作品です。
台詞はほとんどなく、主人公の心境描写と、雨の情景描写の重なりに主眼を置いています。
純文学性を追求した初めての試みであり、わかりにくい点があるかもしれません。
私自身、去年仕事で随分落ち込んだ時期があり、うつ病までは行きませんが毎日不安だった時期がありました。
今は穏やかでも、いつまた不安が襲ってくるかわからない。その時に感じたことが、本作ラストの主人公の心境でもあります。
何らかの不安を抱えている方が、この作品を読んで、少しでも前へ踏み出せそうと思っていただけたら幸いです。