休日なので。
さあ、いよいよやってまいりました高校生編です。小学、中学、ときたら高学じゃないのか、と思う宮川です。どうでもいいですね。
中学の最後で『小説家になろう』と出会った宮川少年ですが、高校一年の間の読書はだいたいネット上のなろう作品、またはラノベに変遷しました。
海外ファンタジーはおおよそ読んでしまったというか、学校の図書室のものはだいたい既読済みになってしまったからです。新ジャンルを開拓すべく、ミステリーや恋愛に手を出したりしたのですが、その最初の一冊で凄まじくつまらないものを読んでしまい……ファンタジー少年から脱することはできませんでした。
そこから諦めずにもっと手を出せばよかったのでしょうが、とんでもなくテンションダウンした少年には無理だったようです。
ラノベはGOSICKやらビブリア古書堂とかに手を出しましたが、なぜかこれまたSAOには手を出さず。一冊手に取ったのですが、どこか肌に合わなかったんでしょうね。
なろうのweb小説に関しては、割とスキキライせずにランキング上位のものをひたすら読み漁った記憶があります。それでも、八割くらいは異世界転生・転移モノであった記憶もありますね。
チートで殴りまくるのも面白かったですが、積み上げた修練の賜物で殴りまくるのが特に好きでした。だんだん努力型の主人公に傾倒していきましたね。
まあ、読むうえで好きな主人公と書くうえで好きな主人公は、私の場合違うようなので創作としてはなにかあったわけではないのですが。
高校二年生になると、中学三年から高一の間にバカみたいになろう作品を読みまくったせいで、やや異世界転生・転移モノが食傷気味に。好きだったものを摂取しすぎたせいで少し嫌いになりました。
このころになると原点回帰というか、かつての海外ファンタジーを求めるようになりましたね。それは今にもつながっています。
しかし、だいたい読んでしまい、また読み直すには時間が惜しい。そんなジレンマの中、読書量は減ってしまいました。
ラノベもハーレム主人公による登場人物七割女の子という作品から手を放してしまいました。こちらも読みすぎて食傷気味に。こうして書いてると、なんてワガママな読者なんでしょう。
辛うじて出会いと言えるものと言えば、1Q84などの村上春樹作品や、海外ファンタジーのテロメア戦記でしょうか。ん? タイトル間違えてるような気がしてならない……。
同時に、色んなものが食傷気味になったついでに、長文タイトルも結構毛嫌いするようになりました。いや、内容が良く分かっていいとは思うんです。ですが、古き良き海外ファンタジーから読書に入った人間としては、なんかこう、ねぇ? みたいな気持ちになってたのです。今はもう面白ければどうでもいいんですけどね。思春期だったのでしょうか。たぶん、イキがってたのでしょう。
高校時代の読書遍歴は、こんなものです。
高校時代は、それまでの読書少年から部活少年になっていたので、あまり本を手に取ることがありませんでした。片手間で読めるweb小説やラノベばかりなのもそういう理由です。
そして創作遍歴ですが、前述のとおり部活にかまけてほとんど手を付けていません。カッコよく言うと、ブランク期というやつです。
しかし、全く何もしなかったかと問われればそうでもなく。
当時まだ存在していた小説家になろうの二次創作枠『にじふぁん』で、ちょろっと二次創作を書きまして。これが何の間違いかランキングに載っちゃいまして。手慰みに書いたものがそんなことになったのにはひどく驚きでした。まあ、直後ににじふぁんは閉鎖されたので、人の夢と書いて儚い栄華でした。無論、これは自慢です(どやぁ)
その後は、一次創作をちょろちょろ設定だけ作って放置する日々でした。そんな生活に変化が訪れたのは、高校二年生の半ばだったでしょうか?
部活仲間で特に仲の良かったと思える輩に、自分が小説書いている(た)ことを打ち明けると、「俺設定考えるの好きなんだよな。その設定でなんか書いてくんね?」みたいなこと言われて、大いに盛り上がりました。
彼が設定を考え、私がそれを基にストーリーを描く。「完璧だろオイ!」とテンション上がったものです。
結果ですか? 企画倒れしました(汗)
彼が設定を考え、俺がストーリーを考えるところまではいきましたが、ちょっとした認識の齟齬があったのでしょうね。もしくは、その設定・世界観に対する理解の差があったのでしょう。
「あれ、そうなるの?」「あれ、ちがうの?」「いや、これはこうで……」「えー、これはああだろう」と、二人で首をひねることに。私が素直に引けばよかったのでしょうし、彼ももっと言葉を尽くして説明してくれればよかったのもあるでしょう。お互い言葉が多いか少ないか、みたいな感じだったので、結局受験期に入るにしたがってこの話は消滅しました。
受験期に入ると、ストレス発散に相変わらず設定だけは作っていました。それのいいとこどりというか、好きなところだけをひっぱってきたのが現在執筆中の『トゥリエスを二人は駆け巡る』ですね。本格的な構想を練ったのは今年の四月ですが。
更なるストレス発散に、中世の文化や生活、武器や戦いについて本を買ったりして半端に調べたりもしてました。その知識が一切生かされてないのは、拙作をお読みいただければわかりますでしょう。
高校生編は以上でしょうか。部活動を頑張っていた記憶ばかりなので、あまり書くことはなかったです。
創作遍歴としても変化はあまりなく。ちょっとマイナス面ばかり書いてしまった気もしますが、いやそんなことは……?
しかし、このころの設定だけ考える期間があったからこそ、今の作品があります。まあ、きっとなくてならないブランク期間だったのです。そう思っておきます。
なにかご意見などがあればお気軽にどうぞー。
追記
高校生のあとは大学生などですが、それは現在進行形であり、そして語れるほどの経験値もないので、今回でこの企画は終わりになると思います。
仮に書くとして、今後の展望やらよみたい本やらをつらつら書く程度になると思うので、あまりの内容の薄さに書くことはないかなぁ、と。
ここまでお付き合いいただきまして、ありがとうございました。