自転車がメインだった頃からタイヤには世話になった。その後自転車は何台も乗り替え、自動車に乗るようになってからも、タイヤは心強い足だ。
その間、一度もパンクという現象に出会わなかったのは、幸運だった。
しかし、今日、人生初のパンクを経験した。
何かの比喩ではなく、現実のタイヤのパンクである。
「なんでハンドル取られる?強風でもないのに」
ステアリング周りの不具合かもしれないと思い、明日にでも整備工場に行くことにしていた。
そしていつも買わないような買い物をしてルンルン駐車場に戻ってきたら、あれあれ〜?
右前のタイヤがおかしいぞッ!
これはひょっとして、現実に起こってしまった・・ザ・パンク!!
今の車はスペアタイヤなどない。(あっても自分で付け替えられないけど)
修理キッドとかあったよな・・
説明書通りに作業する。小さなコンプレッサーの音が想像以上に大きかった。
コインパーキングに出入りする人がこっちを見て通る。普段なら恥ずかしいシチュエーションだが、余裕がない状況にあると意外と恥ずかしくないものだ。
動けそうになったので、そろーっと走って、一番近くのディーラーに寄って見てもらったら、なんと、さっきの修理キッドのうち、先に注入した液体を使わないほうが良かったと言われた。コンプレッサーだけでなんとかなれば、タイヤの修理ができるが、液体を入れてしまうと交換にしかできないそうだ。
とはいえ、説明書通りにするのが素人の鉄則だ。
やめたほうがいいのなら、説明書の最初にデカ字で書いておいてほしいものだ。
なんやかんやいってもタイヤ交換しか選択肢はなさそうだ。
そのディーラーには在庫がなかった。パンクしたまま何日も待てないので、行きつけのカーショップに行って交換してもらった。
何より予想外の出費、それが痛かった。
やはりタイヤは高い。
ところでパンクの原因は何だったんだろう?