あっつ0(:3 _ )~
暑い時はホラーを観るに限る。
海を連想したいという方は「JAWS」がお勧めです。ジャンプスケアとは無縁で、割とサメちゃんも勿体ぶって中々姿を現さないので。
胸糞系は往年の名作ホラー"蝿男の恐怖"のリメイク版である「ザ・フライ」、そしてスティーブン・キング原作の「ミスト」がお勧めです。ホラーじゃない胸糞系が良いという方は"シンドラーのリスト"_(:3」 ∠ )_
ジャパニーズホラーなら、日本推理小説の父と謳われる巨匠・横溝正史原作の「八つ墓村」(松竹・1978)、これを越えるおどろおどろしい映画は中々ないと思われます。胸糞の悪さも中々……故・夏八木勲さんや山崎努さんの鬼気迫る怪演は勿論のこと、主演の故・萩原健一さんも良い味を出しております。渥美清の金田一耕助は……悪くはないけど寅さんにしか見えないのよね。金田一耕助はどうしても、石坂浩二になってしまう。
とはいえ最近のジャパニーズホラーはなんと言うか、スプラッタやジャンプスケアが増えてきたような気がしますね。不朽の名作「リング」も、なんかどんどんバカ映画になってるし。今一度、ジャパニーズホラーには原点に立ち返って欲しい(´・ω・`)
しかしながら、やはりホラー映画の金字塔と言えば、公開中の映画館の座席にエチケット袋が常備されていたという伝説の映画「エクソシスト」でしょう。
ホラー映画なのにアカデミー賞を複数受賞したという中々イカれた実績のある名作。先に挙げたザ・フライもアカデミー賞は取っていますが……
ストーリーは、イラクに古くから伝わる強大なる悪霊パズズが、遠く海を渡ってアメリカ合衆国のワシントン近郊に映画撮影のため滞在している女優クリスの愛娘リーガンに取り憑き、パズズの宿敵であるエクソシストのメリン神父が、心に深い傷を負う若き神父カラスと共に、リーガンに取り憑いたパズズを祓うべく悪魔祓いの儀式に臨む──という王道展開。
リーガン役のリンダ・ブレアの名演、そして何より洗練された恐怖演出。サブリミナル効果を駆使し、8分の1秒という短時間だけパズズの顔が映る。そういった演出が随所に散りばめられており、それがまた上手い具合に恐怖に拍車をかける。
あとは首が180度回ったり、緑色の液体を撒き散らしたり、ブリッジしながら階段を駆け下りて来たりと、単純に猟奇的なシーンも多いです。メインテーマの「チューブラーベルズ」も普通に良曲。
一つ文句があるとするなら、悪魔の名前をパズズにしたことですかね……パズズはアッカドで信仰されていた、病魔をもたらす熱風と蝗害を司る悪霊たちの王です。言ってしまえば守護神です。
そんな彼が、その辺の小娘に取り憑くだなんて小物ムーブをする訳がないだろいい加減にしろ(白目)。パズズほどの大物なら、未知の病原体を世界中にばら撒いて大勢の人間を殺すくらいするでしょう。
とボロクソ言いましたが、エクソシスト自体は名作ですので、暑さを感じた日には是非是非ご覧下さい。
画像はAI画伯に再出力してもらった大精霊パズズ、愛称パズ吉です。パズ吉可愛いよパズ吉❤