天使ってやたら名前に「〜エル」って付きますが、あれってヘブライ語で「神の〜」となるとのこと。
ミカエル→「神に似た者」
ガブリエル→「神の人」
中にはメタトロン(エノク)やサンダルフォン(イリヤ)、シェムハザなどのように「〜エル」って付かない天使もいますが、基本的に天使には「〜エル」と付きまする。「〜エル」って付かない天使だとマスティマ(ヘブライ語で"憎悪"という意味)が好きですかね……神の命で地上に降り立ち、人々を苦しめる存在らしいです。
堕天使(悪魔)でも、割かし古い頃から知られている悪魔は天使っぽい名前だったり。
アザゼル→「神の如き強き者」
ベリアル→「無価値な者」
とはいえ悪魔って、ユダヤ・キリスト教が土着信仰の神様とかを貶して異形の怪物に仕立て上げたのが殆どですし、多神教=野蛮という考え方も自分たちの神を上に見せようとして、他所様の神を貶した結果生まれた考え方なので、全能の神とやらの底が知れるというもの(本当に全知全能なら、何で今のこの世界には苦しみや悲しみが溢れとるんじゃという話)。
バアル、アスタロト、アモン、モレク、パズズ辺りは異教の神が悪魔に仕立て上げられた典型例。迫害に伴い、笑えない数の人々が殺されてそう()
思うに、人間が生み出した最も醜悪なるモノは"宗教"なのかもしれません。キリスト教徒を一番殺したのはキリスト教徒とかいう皮肉……えぇ(困惑)。
でも何やかんや、私は宗教が好きです。ファンタジーの源泉。宗教や神話がなかったら、ファンタジーなるジャンルは生まれませんでしたから。
余談ですが、私という存在は宗教家の方たちからするとものすごくちょろく見えるらしく、大学時代も凄い頻度で末日聖徒イエス・キリスト教会(通称:モルモン教)のお誘いを受けますた。毎回「私の信ずる神と貴方たちの信ずる神は違います〜」って言って別れたのですが、初めて勧誘された時に30分くらい立ち話しちゃったのが不味かったようで……。
話を聞かずにスルーが安牌という、しくじり先達からのアドバイスでした(話聞いちゃうと関心がある=脈アリだと思われちゃうので)。
画像は死天衆のリーダー格ベリアルさんを、雪月さんに教えて頂いたAI画伯を用いて新たに作成し直したものです。なんで無表情なのよ。笑えや(無茶言うな)。