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雑談 SNSの危険性

これはかなり私の嫌な性格がにじみ出ている黒歴史ゴミエピソードの話です。皆様に嫌われても全然不思議ではないくらいの……。

知る人ぞ知る状態であったとは思いますが、実は私にはかつてX(旧Twitter)に小説垢がありました。

最初はフォロワーも10人くらいしかいなかったそのアカウントでしたが、他のカクヨム作家らと交流するうちに、少しずつその数も増えていきました。
交流で得られたものは多かったです。たくさんの素晴らしい作品を見つけることができましたし、アカウントを消した今でもコメント欄で話す機会のある素敵な作家の方々にも出会うことができました。

しかし、どうも交流が増えるごとに、私の心の中のネガティブな感情が強くなっていったのです。その大半は嫉妬でした。
他の皆様がよく感情を乱されている、「受賞喜びツイート」に対してにももちろんその気持ちは少しありましたが、私はそれよりも仲良くしている人々へのほうがその感情を感じることが多かったです。

私のかつてのフォロワー様たちには優しい方が多く、お互いのあまり評価されていない作品を読むことが多々ありました。私もひと月に何百万文字も読むくらい、応援を頑張りました。今思うとかなり無理していたと思います。

基本応援とはボランティアみたいなものです。見返りを求めては絶対にいけません。見返りを求めるなら、読むのを一切やめたほうがいいくらいです。
しかし私は、私が読んだ作者たちが他の「自作を読んでくれた人」の作品は読むのに、私のはまったく興味も示してくれないのを見て、もやもやしてしまったのです。

「なんで私の作品は読んでくれないんだろう? 私はこんなに読んであげているのに」

この疑問はずっとタイムラインを追っている間、頭の中にこびりついていました。星もそこそこある、つまりそこそこ評価されているくらい面白いという自信もあったので、私の作品が読まれないことはプライドを深く傷つけることになりました。

プロットがダメなのか? それともあらすじか? キャラに魅力がないのか? 描写が薄すぎるからか? キャッチコピーを変えたほうがいいのか? そもそも長すぎるのか?

勝手に傷ついたのと同時に、私は自分の作品を疑うようになり、投稿にも愚痴が増えるばかりになりました。
それである日、「ああ、これ以上いったらまずい」と正気に返り、私は自分のアカウントを何も言わないまま、ぽんと削除しました。

後悔はまったくありません。あのままいったら私は鬱になっていたかもしれないし、暴言を吐いていたかもしれない。それに小説界隈自体よくわからない不毛な喧嘩や論争、嫉妬、マウンティングでどろどろになっていたので、そのようなくだらないものをTLで追わなくて済むようになって、とてもすがすがしい気分になりました。

今は私はサイトブロッカーでXをブロックし、完全に見ないようにしています。電車運行状況を確認するときだけブロックを外し、2020年のときに作ったアニメ用のアカウントでログインし使用しています。

SNSは便利で楽しいものです。しかし、そこでの人間関係は期待するにはあまりにも薄く、逃れるにはあまりにも目に入ってしまう。それで鬱になってしまったら、本末転倒になってしまいます。SNSをSNSと割り切れないのであれば、まったくやらないほうがいいのです。

もしここでSNS上の人間関係で苦しんでいる方がいたら、アカウントを思い切って削除することも考えてください。毎日通知や自分の言及への期待感がなくなり、心が楽になりますよ!

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