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『魔術・魔法高等理論』について

『魔術・魔法高等理論』。
アレは私の頭の中にぼんやりと存在する『魔術理論』なるものを文章という明らかな確かな形に表したものである。
言ってしまえば、重度の中二病患者の脳内設定を書き起こしたものである。それを物語のように綴っているに過ぎない。
極端に言えば、慎や茜たちの会話や日常劇は『おまけ』に過ぎないのだ。

自分語りとなってしまうが、私は何事にも法則性と規則性がなければ気がすまない性質だ。
とにかく、『不思議』なものが許せない。よくわからないが『何故か』怒っているものが許せない。全てを法則に当てはめて考えたくなる。これはもはや病気と呼んでしまって差し支えない――と私は勝手に思っているのだ。
だが、矛盾したことに、私は『不思議』が好きだ。『不思議』の塊であるファンタジーが好きだ。この食い違いは、半永久的に私を苦しめるだろう。

しかし妄想をするときには、やはり『魔術』といった、現実に存在しないと思われるモノの登場は必然である。ならば、葛藤が起こる。

『魔術』って格好良い。でも不思議で理論付けられてないのはすっげぇ気持ち悪いよなぁ。

そういう考えにいたったとき、私はそれを理論付けることを思いついたのである。そして徐々に、澱が積もるようにして出来上がったのが私の脳内にある『魔術理論』である。

それについて『魔術・魔法高等理論』では記してある。私の妄想の結晶であり、想像力の集大成であり、今まで学校や社会で習ったことが集まって出来上がった、寄せ集めの『理論』である。

全ては想像に想像を積み重ねて出来上がったものだ。空想に空虚な想いを重ね、幻想を想うことを楽しむ。
こんなことを言うのはおこがましくてならないが、これこそ究極のファンタジーではないだろうか――究極の『空虚な想像』ではないだろうか。

以上、徒然なるままに記す。

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