3年前、勇気が出ない少年の話。

悪魔達は気まぐれに人間のもとに降り立つ。人の恐怖を餌に、その魂を喰らうために。 しかしこの悪魔が出会ったのは、自ら「死にたい」と願う男だった。 悪魔はより絶望した、旨い魂を喰らう…

生きるために、もがきつつも描いている。 少年は絵を描く。始まりは楽しいものだったのに、いつしかそれは苦痛になっていった。僕が描きたかったものは一体何だったのか。生きるためには、絵…

イヤホンから始まる恋心(？) 「幼なじみというだけで、気づくのがこんなにも遅いとは…」 無口な僕が、君への気持ちについて考えて、得た答えとは。

部屋の中、誰にも会わず、ずっと一人で居る人の話。頭の中を切り出してみると、中々不思議な世界が広がっていた。面白いかどうかは食べてみてのお楽しみ。

壁のような存在になりたい。僕として見て欲しいんじゃなくて、ただ、空気のように誰かを見ていたい。そう思ったのは、いつからだろう。彼のように飄々とした、幽霊のようにこの世界に流れてい…

幼い頃、どこかで遊んだ記憶。 一人、小さな荷物を背負って色んな物を見た。心のおもむくままに、ただ歩いていく。そこに映るのは、感性の合わせ鏡。 雨の日の散歩替わりによろしければ。

入院生活を送る少女「紗奈」の元に、ある日『カンゴガクセイ』がやってきた。 2週間のあいだ、ずっとそばにいるんだって。そう看護師さんが伝えてきた。 少女の目には何も映らない。けれど…

二人の女子高生の話。夕陽が綺麗だね。 ※この物語はフィクションです。実際の人物・事件等とは一切関係ありません。