こんにちは
12月も中旬になりましたね。
あと二週間ほどで仕事納めということになりますが……執筆活動は休めないのです
。
あ、元旦は書かない予定ですよ。
先日公開した「油揚げは幸せの味」という短編に★レビューいただきました。
@ippokonomichiさま
ありがとうございました。
カクヨムコンが始まっているせいか、あまり読んでいただけていないのが非常に残念です。
実はこの作品、村上春樹先生の「ノルウェイの森」の書き方を少々真似しています。先生の作品はもっと漢字が少なく、情景も豊かに書かれていますが……
ただ、読みなれない方には「読みづらい」と思われるかも知れません。
また、普段の私の作品からすると文体が大きく異なるので、驚かれた方もいるかも知れませんね。
主人公の夫は、甘じょっぱく煮た油揚げが大好き。
一方、最近接点が減っている妻の方は「ひとくちちょうだい」と甘えてみたり、美味そうに食べる夫の顔を眺めてみたりと甘い部分をみせながらも、最後はしょっぱい対応をする。
元は他人が一緒に暮らしているからどうしても互いに不満は溜まってきますが、「自分で作れよ」と言いながらも、顔を洗ってくると用意してくれている夫のやさしさ。
実際、夫婦生活ってこんなもんです。
人間って、ある日突然変わることなんてないんですよね。
〝夢をかなえるゾウ〟という本の中でガネーシャが言っています。
〝自分を変えたかったら、まず環境を変えろ〟と。
結婚って、大きく環境が変わります。
でも変わらない部分もあるし、何よりも本人に変えたいという意思が無いと直ぐには変わらない。だからゆっくりと変わっていく。
夫は結婚しても変らないつもりでも、長い年月をかけて自分も、妻も少しずつ変わっている。
根っこが変わらなければ、それでも幸せなんだと思える。
甘じょっぱい油揚げは
1. 油揚げが甘じょっぱい
2. 妻の態度が甘じょっぱい
3. 夫の態度も甘じょっぱい
4. 夫婦生活が甘じょっぱい 等々
いろんな意味に受け取れると思います。
それをはっきり書いてしまうと、意味がないと思い終わり方もはっきりさせていません。
解説のようになってしまいましたね。
あとがきとして、もう少しまとめて追記しようかなと思います。
お付き合いくださり、ありがとうございました。