↓ 各話一覧
https://kakuyomu.jp/works/16817330661446232417↓ 171 アイテムボックスに拘って… その171
https://kakuyomu.jp/works/16817330661446232417/episodes/16818093080295354851現在、2024-07-04(木) 12:21です。
202-07-04(木)の21:00に第171話を予約投稿します。
甲司たちは地上に戻って来た。此処は第11区「ネリスギヤ」と呼ばれているが、区そのものに名前を付けられているのは東区では此処だけだ。大抵は元々住んでいた第5区みたいに数字でしか名付けられていないのだ…尤も、「ネリスギヤ」と呼んでいるのは住民だけで、お上からは「第11区」としか認識されてないそうだ。
「はぁ…シンド」
「黙って歩け。皆同じ思いなんだからよ…」
「へぇ~い…」
ガンツとジャミルが毎度やってそうなやり取りをしつつ歩く。前を歩く「荒鷲の頂点」パーティの面々は疲れ切っているのが見て取れる。並んで歩いているパーティの面々も疲労を感じる歩きを隠せない。
…という訳で、公用ギルドに緊急任務を終えたと報告に向かったんだけど…
荒鷲の頂上の処理が終わり、エクスボクスの番になった……尚、荒鷲の雇っていただろう探索者パーティは既に処理を終わっており、出入り口付近で待機していた。
「エクスボクス」です。
「素材と魔石はこちらです」
全員分のギルドカードを提出してチェックを受けるルミさん。甲司が背負っていたショルダーバックを提出する。
「わかりました。お預かりします…」
「そういや緊急任務って2回目だけど…どうだった?」
「別に?」
「あんたには聞いとらんわ(苦笑)」
風華さんの返しにルミさんが突っ込んでいた…此処は黙っているべきなんだろうけど、笑うのを我慢しているのが凄く辛かったとだけ…ハァ(苦笑)
ってことで、…今日はこの辺で!