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アイテムボックスに拘って…をアップ! 166

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↓ 170 アイテムボックスに拘って… その170
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現在、2024-07-03(水) 15:54です。

202-07-03(水)の21:00に第170話を予約投稿します。

「ジャミル、お前なぁ…。すまんな…ポーションの自己管理をしろと口を酸っぱくいい聞かせてるんだが…あぁ、俺は冒険者の「荒鷲の頂点」ってパーティをやっている。リーダーの「ガンツ」というものだ」

何となく、幼い頃に見てた実写ロボットドラマの先生役のロボットの名前を連想…って、そのまんまだな!(特に突っ込まなかったけど)

ガンツはそういった後、ルミさんと名刺交換してる。えっと…サラリーマン?

「リーダーくらいになると必須アイテム。いちいち細かく名乗らなくても名刺交換すれば大体の情報が書かれているから」

なるほど…と、珍しく長台詞の風華さんの説明にコクコクと頷く。上質紙の名刺ともなると結構金が掛かるんだよね…だからリーダー格しか持ってないとのこと。

「探索者パーティ「エクスボクス」のリーダーを任されてる「高橋(たかはし) ルミ」という。宜しく」
「サブリーダーの沢 風華(さわ ふうか)」
「ファミリーネームありか…貴族様、か?」
「いや、元々日本人はファミリーネーム…というか苗字と名前の組み合わせで住民登録している。記憶喪失で且つ、天涯孤独でなければほぼ全員にファミリーネームはあるよ?」

日本じゃ当たり前のことだけど、見るからに外国人なガンツさんたちは…っていうか、アメリカとか外国にはファミリーネーム持ってない人なんて居るのかな?

「いや…俺たちは孤児だからな。ファミリーネームは持ってないんだ…」
「はっ!…孤児で卑屈なのはそいつだけだ! リーダー、さっさと行かないか? 辛気臭えんだよ!」

ジャミルさん(HPポーションをねだった男性)が寂しそうにいうと、名前を知らない荒々しい口調の女性が突っ込んでいた…怖っ!…

「はぁ…暫く休憩できるなって思ってたんだがなぁ…ジャミル、そろそろ動けそうか?」
「あ、あぁ…ならせめてスタミナポーションをだな…」
「さっきあげましたよね?」

ギロリ…と強面(こわもて)の女性冒険者が甲司を睨む。多分、こんなことを思ってるんだろうな…

「余計なことをいうからだぞ?」

…と。僕は、アイテムボックスと公言しているショルダーバックからスタミナポーションを取り出し、仕方なくジャミルさんに投げて渡す。

「お、すまんな…とと、幾らだ?」
「あ、ええと…」

ギルドの購買で買った場合、幾らだったかな?…と思い出そうとしてたらガンツさんがルミさんにギルドで発行管理している高額紙幣を2枚押し付けていた。確か、あれって1枚で10万円くらいしなかったっけ?

「ちょっ…これ!」
「いやすまん…うちのお嬢が余計なことをいった詫びだ…とっといてくれ」
「…ちっ」

再び唾を吐いた女性はその勢いのまま立ち上がり…さっさと歩き出した。

「じゃ、また会ったら飯でも食おう!」
「スタミナポットありがとな…」
「…」

最後に立ち上がった成人年齢くらいの少年も頭をペコっと下げてからガンツさん、ジャミルさんに続いて行った…あの「お嬢」と呼ばれていた女性冒険者は名前を知らないんだけど…まぁ知らなくてもいっかな?…ちょっと性格きつ過ぎて合いそうもないし…アハハ(苦笑)

※158話ほぼまんま載せてしまった罠(笑)

ってことで、…今日はこの辺で!

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