私は、執筆歴1年未満のペーペー物書きです
(物を書いているんだから物書きと名乗ってもいいと仰ってくださった方がいたので、照れますが『物書き』を名乗らせていただきます……!)
だからこそ、「創作とはかくあるべし」「こういうテーマを突き詰める」などの答えを全く持っていません
ちょっと前までの私は、我流で、それらしい形を作ってみているだけでした
それでももちろん、間違いではないのでしょう
しかし、シアハニー・ランデヴには、私の血が滲んでいます
ありったけの絶望と悲しみと怒りを焚べて、その炎で書き上げました
だから今の私には、絶望も悲しみも怒りもほとんどありません
なんというか……シアハニー・ランデヴ以前と以後で、作品の書き方が大きく変わったと思います
今日、最期の晩餐という作品をリメイクして上げてみたのですが、それを顕著に感じました
『最期の晩餐』は、ほぼ余剰エネルギーで作った作品です
こういう世界観が好き、こういうストーリーが好き、こういう感じの物語が好き……というような、私の『好き』が詰まっています
しかし、『最期の晩餐』に深い深い感情移入ができるかというと……そうではないと思います
生々しい原体験のような怒り、憎しみ
心を揺さぶるような悲しみは、込めていません
恐らく、人の感情を震わせるような作品を書くためには、対価として最低限でも同じだけの感情を捧げないといけないのかもしれませんね
……なんだか悪魔との取引みたいですね
寓話によくある、悪魔に魂を売り払ってしまう人の気持ちが、以前は全く分からなかったんですが
今はちょっとだけわかるかもしれません
そうすれば傑作を生み出せるようになると言われたら、心が揺れてしまいそうです
悪魔が実際にいたら、きっと私なんていいカモですね……
……創作すること、感情をこめること、私にとってそれは理論立てて行うものではなく、すごく感覚的なものなので、執筆するその瞬間瞬間の直感が物を言います
つまり、毎回毎回、アドリブなので、まっっったく、再現性がないんですよね……😂
例えば、シアハニー・ランデヴをもう一度書けと言われても多分無理です、全然違う話になると思います
理論派だったら、こういうとき迷いなく執筆できたのかな……でもない物ねだりしてもよくないですね、できることを着実に、ちょっとずつでも増やしていこう……!
……客観的に見て、感情エネルギーが貯まりきらないと、気持ちを揺さぶるような作品は書けないんだろうと思っています
こういう状態は、時間が解決してくれるんだろうな……
とはいえ、何も書かないでいたら、何かが衰えてしまうような気がするので、練習も兼ねて投稿と執筆は続けたいです
いつか何か掴めるのかなあ、今日という日を懐かしく振り返る日が来るのかなあと思いながら、ポチポチと文字を打っています