本日、長らく連載していました「クロス・ノクターン ~Me against THE WORLD~ 1.The white JACK-POT」が完結しました。

 連載中止、改変期間を入れれば、第一話の投稿が2017年8月1日。
 およそ3年かけてのゴールとなりますね。

 3年間いろいろありました。
 しかし、当初1年で終わらせる予定の作品が、ここまでかかるとは…という自分への不甲斐なさや後悔が、嬉しさ以上にこみあげてきて、自分を褒められない、凄く情けないというのが、完結して正直な気持ちです。

 外的な原因を挙げれば、その言い訳は単純明白でしょうが…


 クロス・ノクターン執筆当初、この近況ノートでも書いた通り、執筆のための資料である書籍を父親に持っていかれたために、連載を休止します…との旨を書いたと思います。

 今だから告白します。

 嘘です。
 ごめんなさい。

 持っていかれた書籍は、全体の資料の10分の1で、書けと言われたら十二分に書けます。
 
 書けなかった、いえ、書かなかった理由、それは過労です。


 
 2017年~2018年中頃まで、私は毎日時間外の肉体労働を行わされていました。
 1日13~15時間、休憩なし。
 品出しと、接客と、店内の掃除と。


 端から見れば、何もおかしな点はないでしょう。
 店の店長とお局が、終日何も仕事せず、その役割を私や他の従業員がしていたことを除けば……


 家に帰って、報道ステーションのエンディングが観れれば、まだ早く帰宅できた方で、段々と自宅とホテルの区別がつかなくなってきている状況でした。
 「あ、自宅に帰らないと…でも、自宅ってどこだっけ?」
 まだ、23歳でしたか、そんな状況です。

 客からのクレームや圧力も今から思えば以上でした。
 近くにパチンコ店が乱立していたからでしょう。
 その八つ当たりが、かなり来ました。

 アホ、クズ、用無し、使えない。
 これは普通です。
 近所の人に「おはようございます」と言うのと同じレベルです。

 「品物欠品してるから、ここで首切って死ね」
 「使った感触が自分の思ったのと違ってたら、お前の家族探して全員殺す」
 「工場が豪雨で被災したとか関係ない。被災者が死ぬべきクズだっただけ。
  はやく品物用意しろ」

 これすらも、普通の人間が言うセリフなんだと思っていたくらいです。

 「生活保護を全部パチンコですったから、会計タダにしろ」
 と言われ断られれば
 「顔で分かる。お前はパンパン(売春婦に対する差別用語)の息子だな。
  近所に言いふらしてやる」
 など言われる始末。


 無論、店長に相談しても無意味で、全部心に仕舞っていました。
 

 そんな中です。
 学生時代から書いてきた、小説家になろう連載の「セルリアン・スマイル」が書けなくなったのは……

 哲学的な深い思考ができなくなったのです。
 先の先を考えるどころか、今目の前で何をすべきかすら分からなくなっていて、正直、この状態は今でも続いています。
 今まで読めた難しい本も、理解ができなくなってます。
 考えないんじゃないんです。
 考えられないんです……。

 
 脳も心も肉体もボロボロになっていた私ですが、その中でも一つの信念はありました。
 「小説だけは絶対に、何が何でも書こう。
  空想や妄想ができなくなったその瞬間、私に残されたのは自殺による救済だけである」

 と。


 私はそこで「セルリアン・スマイル」のようにダーティーで変に哲学的な作品ではなく、アクションが多めで自分の大好きなものだけを詰め込んだ小説を再び書こうと決心しました。

 「クロス・ノクターン」は、こういった経緯で誕生しました。

 しかし、前述のように私はとうとう、小説を書く時間を割くだけでも、命に危機が生じると感じざるを得ない状況に陥ったため、小説の筆をおき、休日に少しずつ書けるような小説を、コンテストように書くことになりました。


 事態が好転したのは、投稿を再開した4か月後です。
 資料は戻ったものの、自分のかきたいもの、ひいては自分の好きなものが何なのか分からなくなりつつなりながらも、自分を死なせないために小説を、リニューアルと改変を繰り返しながら書いていた時でした。

 職場の事態を知った本社が、役員数名を店に送り込んできたのです。
 半年間の攻防戦の末、2人は退職し、職場は新体制に。
 私も早ければニュース7が終わるころには帰宅でき、心にも余裕ができました。
 パチンコ店も会社の内部抗争か何かで相次いで潰れ、客層もある程度は…変わってないですw

 これで小説が思いきり書ける。
 でも、そう簡単にはいきませんでした。
 
 入社以来、私は店舗業務に関する基礎を何を教えてもらっていないことが判明し、加えて店長からの報告で、私は会社史上最悪のダメ社員のレッテルをはられていました。

 正直に言えば、入社した瞬間から会社は私に信頼も何も置いてなかったということです。 

 これを打破するため、会社幹部や新店長指導のもと厳しく辛い道程を走ることになりました。
 レジの事、利益の事、仕入れの事、商品の事……

 倒れそうになりながら、時に精神を病みながら、新型コロナによるパニックにも襲われながら、死にたくない、死にたくないと、この小説を書き続けました。



 そして、今日の完結に至ったのです。
 今でも毎日が勉強です。
 指導は今でも続いています。
 その中で、空いた時間を見つけては小説を書き続けました。
 
 全ては自分のため。
 自分が死なないため。
 読者がつかず、ひねくれた日もありました。
 それでも、初心に帰ることを頭に叩き込み、ここまで来ました。


 1話でも読んでいただいた、あらゆる読者の方、ツイッターで声をかけてくださったフォロワーの方には本当に感謝しかありません。
 本当にありがとうございました。

 さて、今後ですが、しばらく休養を……と言いたいところですが、このまま第二章を書き続けていこうと思います。
 舞台は打って変わって日本。
 それも、コロナ終息後に現地に行ってみたと思えるように、できる限りロケ地に沿った内容、描き方を頑張りたいと思っております。
 既に3話ほど完成しているので、土曜日より投稿を開始する予定でございます。

 ノクターン探偵社の活躍はまだ続きます。
 これからも、4人の美少女探偵の活躍を応援していただけるのなら、これ以上に嬉しいことはありません。


 それでは、1人語りはこのくらいにして、第一章完結の感謝とさせていただきます。
 
 本当に、ありがとうございました!