なんとか七回全てに参加できて良かったです。
毎回ギリギリでしたが、常日頃からギリギリで生きている人間なので予定調和です。
今回、KACのお題以外にも自分なりに制限を設けて書いてみました。
・登場人物たちに名前を付けず、主人公の性別を限定しない
・七回すべてに同じ人物を出す
・秘密のメッセージを隠す
このうち最後の項目ですが、第一話の冒頭に隠されていました。
以下に並べてみますね。
七月の初旬にもかかわらず、息苦しいまでの熱風が町中を包み込んでいた。
周囲を警戒しながら、慎重な足取りで歩を進める。
年末の買い出しに向かう途中で、スマホの充電がないことに気づいた。
御食事処と書かれた看板が、街灯に照らされて闇に浮かび上がっていた。
目抜き通りを抜け、人がまばらな商店街の細道に入るとふっと息を吐いた。
出ました一等三億円!
当日の朝までは、完走する気満々だった。
ヒント:縦読みです。
最後が無理やりなのは、七回あるならこの言葉を秘密のメッセージにできるなと思って書き出して、三回目のお題が終わったときに気づいたんです。
あれ? これって八文字じゃない? と。
七周年おめでとうを、なぜ七文字だと思っていたのか、それが未だに分からない。
けれどすでに七周年まで書いていたため、もう今更後戻りはできないと、当て字にしました。
なんだかとっても締まらない結末ですが、七周年おめでとうございます。
無事にKACを完走された皆様も、おめでとうございます&お疲れ様でした!