［男の娘羊、火ノ宮アリエスです！］
とあるVtuberの3Dモデルお披露目配信がホラーめいた演出で終了したのを見て「こいつぁ異常図書にうってつけだ」と考えて制作。
推しと一緒に画面の中で過ごしたい？ 過ごしたくない？
召喚媒体ということで、久しぶりにろくでなしの異常図書技術者［メ拳］も登場。
アリエス君の設定を盛るのが楽しくなってしまって、4000字使ってまだ終わる気配が見えないボツバージョンがある。
アリエス君がどんな配信をしていたとか、悪魔という設定があって、視聴者から魂のエネルギーを集めてわらび餅を作って食っているとか、そんな設定が書き連ねてある。
字数を使ったのはそれだけではない。
ボツバージョンでは［メ拳］によって召喚された大悪魔を封印するため、異常図書焼却課は星座と元素の関係に着目し、魔法円による大結界を構築する。
この魔法円のことを詳細に書き込むのは魔術師ごっことして大変楽しかったのだが、正直読み物としては微妙だった。
また、アリエス君の脅威度がむやみに高くなりすぎた。
そういうわけで刈り込みとナーフを入れて、2000字で決着したのが現バージョンである。