［食中毒対策マニュアル］
そういやぁ、学校には触りたくないレベルで汚い本があったなぁ。という記憶が出発点。
血液と思しきシミや、何か粘液が乾燥したと思しき形跡、歴史を感じる手垢、謎の黒い塊などなど、色々あった。
そこに、新型インフルエンザが世間を騒がせた時、一時的に高まった衛生意識のおかげで、手指洗浄の不徹底から来る食中毒の患者数までもが減ったという話を思い出したので、これを添加。
そうして完成したのが、読んだ後しっかりと手指洗浄すれば何も起きない異常図書、異常図書1406-12-1B［食中毒対策マニュアル］である。
啓蒙書を読むだけ読んで何もしない人間を狙い撃ちにする構造はなかなか気に入っているが、多分この異常図書に書かれている通りの生活をすると肌が荒れるか、ハンドソープ代が馬鹿にならない。
ついでに言うと、かなり重大な汚染を受けるので、洗い落としきれなかったり、衣類や家具などをうっかり汚染したりして、そこから被害を受ける可能性が高く、被害を免れるハードルはかなり高い。
やはりこんなものは無いに越したことはないのだ。