さて、昨日「こぶし探偵ともちん ブラッド・ライン」を書き終えた訳だが、今回のエピソードを書き始めて、かなり早い段階で気が付いた事があります。それは、前作「薔薇の証明」も今作も「父と娘」がモチーフになっているという事。
「薔薇の証明」では、行方不明の父と間違われた叶が、潜入捜査官となっていた父を探し当てる(最後には亡くなるが)話で、「ブラッド・ライン」は顔も知らぬ父の所為で命を狙われる娘を、叶が護る話。どちらも叶と娘が関わる事で話が進む。
思えば、「おとうと」でも父親の存在がキーになっていたし、「友情遊戯」でも父親の死をキッカケに吉鷹が歪み始めた。
この事実を元に自分の精神分析をするつもりもありませんが、父親に対して思う所があるんでしょう、多分。では今回はこれにて失敬。