漸く先日見に行けました。
何せこちらにはミニシアター規模のシネコン擬きが1つあるのみなので、まず当作が来るかどうかが賭けだったのですが。
そんな映画僻地という事情もあり、基本、映画は円盤か地上波で見る方が多いのですが、ネットに上がっているPVを見る限り、この画面密度と音楽は映画館で観るべきであろうと思い、原作小説も敢えてシャットアウトしておりました。やっぱり真っ新な状態で観たいですからね。
画面と音楽のクォリティについては流石に圧倒的でした。ただ、昭和歌謡脳のおぢさんには音楽が高級すぎて少々付いていけない感が無きにしも非ず。負けorz
途中経過ではてっきり「U」の創始者の謎とか電脳世界の闇だの陰謀的なものを暴いてやるぜ!!的な流れかと想像したのですが、現実に戻ってコンパクトに着地しましたね。この辺りは細田監督らしいと言えばらしいのかも。あの兄弟には幸あれと祈るばかりです。
つくづく、映像や音楽の説得力というものには唸らされるばかりなのですが……細田監督はそれをきちんと文章=小説でも表現できているのが素晴らしい。自分も斯く在りたいと思いますが、足下どころか地平線の彼方くらい及びませぬ(´・ω・`)