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北風が木の葉を払ってゆく

どうもHiraRenです。
清涼な朝の空気が鼻腔に響くようになり、冬晴れの抜けるような空を見上げるよりも背を丸めて寒さに気を払うようになってまいりました。
やはり10月の半ばごろまでが、校舎を抱く冬の空を楽しむ時期だったかなと思います。

今朝も妙な驟雨に気を揉みながら、いそいそと冬のコートを出して最寄りの駅まで行きました。外は寒いクセに通勤ラッシュの満員電車はびっくりするぐらい暑いわけで。

二十四節気で言えば"小雪"になったころでしょうか。
朔風払葉とはよく言ったもので、ここのところは校庭の葉もすっかり散り、わたしの身も丸まるばかりです。

昼の仕事では、冬の臨時の人事異動が発令されました。
あまりうれしくない人事異動で、それに巻き込まれるか否かが妙に緊張するタイミングでもあります。
幸いなことに、巻き込まれずに済みましたが……。
こうしたことにも怯えなくてはいけないのが、なんとも物悲しい。
冬場の人事異動は懲罰人事を含むような趣があるので、よほど小雪の震えの方が健全に思われました。
いつまでこうした組織人・社会人のひとりとして、ニンジンおいしいでしゅううう部長おおおぉぉ!!みたいなことをしなくちゃいけないのか。

なにか小説を読みたい。
ライトノベルを読もう。
そうだな、温かくて読みやすいライトノベルがいい。
そう思いながら2冊ほど衝動買い。

C・マッカーシー『越境』
ブッツァーティ『タタール人の砂漠』

買ってから気づく。
全然ラノベじゃないじゃん。

でもね、『タタール人の砂漠』がすごく素敵なのです。
どうしたらこういうのかけるようになるのかな、と思いながらもゆっくり読み進めています。

おすすめの書籍あったら、コメントなんかで教えてください。
すごく助かります。

不思議と、あの人が読む本は肌に合うんだよな、と思うときがある。
本当に本が好きな人とファッションで本を取り扱うやつの違いって、明確にある。
テレビCMなんかで図書館や書店を舞台に、エステや飲食物を表現してくるのが許せない。
おまえみたいな奴が、そんな専門書を机に積んで勉強するかよ。
その飲み物を置け。まず別の場所に置け。本に近づけるな。高いんだから。
そう言った感想しか生まない。

なんかちょっと脱線しましたが
オーバーラップ文庫大賞の2次で2作品が落ちました。
最終審査に残れませんでした。
実力不足だったので、次に行きます。

文章と構成の評価は最高値の5をもらえたので
富野御代みたいな魅力的なキャラクターが書けるように頑張ります。

もう若くない。
最近、よくそう思う。

ああ、せっかく会社に着ていったコートをロッカーに忘れてきた。
明日の朝は温かいと良い。
出来れば、晴れてくれると嬉しい。

であであ。

2件のコメント

  • お勤めご苦労様です。
    お仕事をしながら執筆されている方を尊敬しております。
    2次で落選は残念でした。
    でも文章と構成の評価は最高値の5とはすごいですね。後はキャラクターですか。明確な努力目標があればおのずと道が開けてくるのではないでしょうか。

    明日は暖かく、晴れていますように。
    でもコートを持ち帰ることは忘れないように。

  • いちはじめさん
    いつもコメントありがとうございます。

    こうした創作活動の努力目標は……どう達成していいのかわからずじまいな事が多くて困ります。
    しかしながら、文章と構成については良い評価を頂けたのでそれを励みにライトノベルのキャラクターとは!という所で勉強していきたいと思います。

    今後とも作品に目を通していただけると嬉しいです。

    ちなみに
    会社に忘れたコートは、ぶじに回収できました。
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