皆様、こんにちは。
下東です。
※ごめんなさい、今回はちょっと愚痴というか、そんな感じです。
気分を悪くされる方もいらっしゃると思いますので、
重いお話NGの方はスルーしてください。
お陰様で「線を描く」は多くの方にお読みいただき、
また様々なコメントやレビューをお寄せいただきました。
本当にありがとうございました。
コメントの中には、主人公・ヒロミと苦しむご友人の姿とを重ね、
何も出来ないと自分を責めてらっしゃる方もいらっしゃいました。
胸が締め付けられるようなコメントでした。
今朝、こんな記事を Yahoo! ニュースで読みました。
TOPページに掲載されていましたので、ご覧になられた方も多いかと思います。
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「ママには内緒ね」
実父から“性的虐待”23歳の告白、罪に問う決断までの日々、
決断に家族は猛反対…父はなに語る【報道特集】
https://news.yahoo.co.jp/articles/d81ad0763ef402ae53c1b8533d9080bb966c441d−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
長期に渡る性的虐待、反省しない父親、自分たちのことしか考えていない家族。
父親から性的虐待を受け、家族からはセカンドレイプ。
本当の地獄ってこの世にあるんですね。本当の鬼っているんですね。
こんなの地獄としか言いようがない。
しかも、その地獄は被害者の心の中に死ぬまであり続ける。
第三者の私でさえどうしようもない気持ちが胸に渦巻くこんな記事の数々が「線を描く」を書くきっかけでした。
物語の主人公・ヒロミには、この先もっと悲惨な未来が待っているかもしれない。
そうであるならば、幸せになる未来だってあるかもしれない。
そう思って書いたのが「【if】線を書く After Story」です。
でも、ただの都合の良い話で終わりたくない。だから、続編ではなく、ヒロミに待ち受ける無数の未来の中のひとつとして、物語を【if】としました。
苦しみながら生きる彼女たちに、私たちができることはあまりにも少ない。
だから、せめて、作品を通じて私は訴えたい。
地獄を生き抜いてきたサバイバーたちが現実にいることを。
私は願いたい。
苦しみ続けるサバイバーたちが暖かな癒やしを得られますようにと。
私は求めたい。
サバイバーがひとりでも減るように、子どもたちへの「被虐待防止」の教育と相談窓口の周知徹底を。
サバイバーたちに素敵な聖夜が訪れますように――
線を描く
https://kakuyomu.jp/works/16817330668502257529【if】線を描く After Story
https://kakuyomu.jp/works/168173306687483543802023年12月23日
下東